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【レポート】

α-7 Digital、D70、1D Mark II…話題の新製品を見る、触れる - IPPF2004

2004/03/05

小山安博

多くの写真愛好家やプロの写真家が訪れるIPPF2004(写真はニコンブース)

プロ、ハイアマチュア向けの写真機材総合展「第33回国際プロ・フォト・フェア」(IPPF2004)が、東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催中だ。主催は日本工業新聞、産経新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジで、会期は6日まで。展示会への参加は無料で、有料のセミナー、無料のワークショップも開催される。

基本的にデジタル、アナログを問わず、カメラバックや各種アクセサリなど、業務で利用するような製品が多数展示されているが、その中でも特に、話題のデジタル一眼レフカメラの新製品を中心に紹介したい。

注目は、発売が間近に迫ったニコンのデジタル一眼レフカメラ「D70」、同じくキヤノンの「EOS-1D Mark II」、秋の発売が待たれる「コニカミノルタ α-7 Digital」だろう。

ニコンは、10万円台前半の実売価格ながら快適なレスポンスと操作性を実現した「D70」を前面に押し出した展示。D70は有効画素数610万画素CCD(23.7×15.6mm)を採用、新画像処理エンジンを搭載したモデルとなっており、従来の同社デジタル一眼レフカメラと比べて小型軽量だ。

会場でも特に人気だったD70

発売は19日の予定で、ブースでは多くの人が実機を手に取り、撮影やブース係員への質問などを行っていた。

キヤノンは、4月下旬発売予定のプロ向けのデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark II」を展示するほか、プロカメラマンによる1D Mark IIの解説、新ソフト「Digital Photo Professional」の使い方の解説などを実施している。

キヤノンのプロ向けデジタル一眼レフカメラEOS-1D Mark II

1D Mark IIは新映像エンジン「DIGIC II」搭載などにより約8.5コマ/秒、最大40コマまで(JPEG/ラージ記録)の連写が可能で、有効画素数820万画素CMOS(28.7×19.1mm)を搭載する。実売想定価格は50万円台半ばだ。

コニカミノルタは、2月半ばに米国で開催された「PMA 2004」で発表、モックアップが展示された「α-7 Digital」を、クリアケース内ながらも国内初の展示をしていた。PMAで展示されたものと同じモックアップということだが、いよいよ登場した同社のデジタル一眼レフカメラだけに、注目度は高い。

今回もケース内でのモックアップ展示だったα-7 Digital

キヤノンのEOS Kiss DigitalやD70は低価格路線で主に入門者をターゲットにするが、α-7 Digitalはアナログのα-7をベースにしていることから、ターゲットは中級者寄りになるという。ただ、「DiMAGE A1/A2」で培われたCCDシフト方式の手ぶれ補正機能を搭載することになっており、その効果がどれほどか気になるところだろう。DiMAGE A2などと同様、シャッタースピードにして約3段分の補正効果が得られるよう開発をしているというが、やはり大型のCCDを動かさなければならないため、開発は難易度が高かったようだ。

ちなみに、個人的には本体背面の液晶モニタが非常に大型な点が気に入った。数値は明らかにされていないが、見たところ2インチ以上、ソニーのサイバーショットT1ぐらい(2.5インチ)の大きさはありそうで、撮影画像の確認などに便利そうだ。

モードダイヤル付近

背面液晶は非常に大型

また、オリンパスはフォーサーズシステム採用のデジタル一眼レフカメラ「E-1」を展示。光学5倍ズーム・800万画素CCD採用のハイエンドコンパクトデジタルカメラ「CAMEDIA C-8080 Wide Zoom」も、さまざまなアクセサリとともに紹介していた。富士写真フイルムは、PMAにおいて「FinePix S3 Pro」を発表していたが、残念ながらこちらの展示はなかった。

オリンパスのE-1

コンバージョンレンズを装着したC-8080

C-8080の断面も展示

そのほか、興味深いところではNEC三菱電機ビジュアルシステムズが参考出品していた21.3型のLEDバックライト搭載液晶ディスプレイが挙げられる。同社は2003年10月にAdobe RGBの色空間に対応したCRTディスプレイを発表しているが、今回展示されていたものは、Adobe RGBに対応した液晶ディスプレイ。光源を通常の蛍光管ではなくRGBのLEDに変更させており、広い色域を表現できる、という。他社との開発競争となっているそうだが、製品化できれば業界初のAdobe RGB対応液晶ディスプレイになるという。ただ、現時点で消費電力が100Wと大きな点などが問題だそうだ。今年中の製品化を目標としている。

LEDバックライトを搭載した21.3型の液晶。Adobe RGBに対応する

SA-SFT液晶を採用した高画質な液晶ディスプレイである21.3型UXGAの「RDT211H」の19型製品。基本的な機能はRDT211Hを踏襲する。参考出品だ


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