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【レポート】

SQL Server 2005とVisual Studio 2005で実現される機能とは?

1 Visual Studio 2005では何が変わる?

2004/07/07

佐藤晃洋

マイクロソフトは6日、都内においてSQL Server 2005/Visual Studio 2005に関する第1回テクニカルセミナーを開催した。

今回同社がこのような形で両製品の合同セミナーを開いた理由としては、今回Visual Studio 2005において新たに「SQL Server Project」がテンプレートに加わり、Visual Studio上でSQL Serverのユーザ定義関数やストアードプロシージャが開発できるようになることが大きな要因。同セミナーではそれらSQL ServerとVisual Studioの両ソフトの連携を中心に、両ソフトで今後強化されるポイントについての解説が行われた他、先月末のTechEd Europeでその提供が明らかにされたSQL Server Express/Visual Studio Expressシリーズ(以下「Expressシリーズ」)についても説明が行われた。

Visual Studio 2005では何が変わる?

前半は同社でVisual Studio担当のデベロッパーエバンジェリストを務める辻郷隆史氏から、Visual Studio 2005の機能強化ポイントについて主だったところの解説が行われた。

辻郷隆史氏

まず同氏が大きく取り上げたのは、やはりSQL Serverとの統合に関する部分。SQL Server 2005では、従来T-SQLでしか記述できなかったストアードプロシージャなどにマネージコードが使えるようになり、Visual BasicやC#/C++などでストアードプロシージャを記述できるようになったが、それに伴いVisual Studio 2005では前述の「SQL Server Project」がテンプレートに加わったことから、今回は実際にそのテンプレートを使ってストアードプロシージャを記述・実行するデモを行った。

SQL CLRの概要(斉藤泰行氏のスライドより)

従来のT-SQLとSQL CLRの比較(同)

実際にVisual Studio 2005でStored Procedureを書いたところ

コマンドラインから今作ったProcedureを実行したところ

またOffice製品との関係についても、従来Visual StudioでOfficeのマクロなどを開発しようとすると後付でアドオンを購入する必要があったほか、コーディング作業はVisual Studioで行えてもボタンなど各種コントロールの配置・デザインはOffice側で行わなければならないという問題があった。しかしVisual Studio 2005では統合環境の中で通常のWindows Forms同様に画面デザインなどの操作が可能になるということで、実際にExcelのフォームを統合環境で操作するデモも行われた。Officeドキュメントの生成についても、従来はクライアントのOffice側での生成しか行えなかったのに対し、サーバ側での生成も可能になるという。

Visual Studioに含まれる個別の言語についても、既に昨年末の.NET Developer Conferenceで話が出ていた「partial」宣言子の導入や、クラスのコーディング時には変数型の宣言を行わずに、実際にそのクラスを利用するときに初めて変数型を宣言することでコードの再利用性を上げるためのGenericな変数型の導入といった言語共通の変更点に加え、「今までは言語間の記述の共通性を重視していたが、今後はそれぞれの言語が持っている独自性の部分を強化する方向に向かう」(同氏)ということで、個別に強化が行われる。

Visual Studio 2005でExcelのFormを作成しているところ

Visual Basic 2005の「My.」でアクセスできるリソース

例えばVisual Basicでは、PC内のリソースに簡単にアクセスするための「My.」というキーワードが導入されるし、Visual C++は「.NETのCLRそのものを開発できる言語はC++だけ」とのことでそれを考慮した機能強化が行われる予定とのこと。またVisual C#は「新しい言語なので過去の経緯というものがあまりないため、言語としての進化を目指す」(同氏)ということで匿名メソッドやイテレータの導入などが行われるほか、Visual J#ではユーザインタフェースクラスとして従来のAWTに加えSWINGのサポートなどが加わる。

統合開発環境については、以前からアナウンスされていた「Edit & Continue」機能の復活はもちろんのこと、従来のIntelliSense機能が大きく強化されて一般的なミスの訂正候補を自動表示してくれる機能などが入る予定のほか、よく使われるような処理について自動的にソースコードの部品を挿入できる機能などが追加される予定。またIISがなくてもWebアプリの開発ができるように、Visual Studioの統合環境の起動中のみ動作し、ローカルからのリクエストのみを処理する「Visual Web Developer Web Server」が搭載される。

ただいまいちよくわからないのが、Visual Studio 2005に搭載される「MS Build」。従来のMakefileベースのビルド環境を進化させ、XMLベースのフォーマットでビルド環境の定義が可能になるという点までは別に問題ないのだが、謎なのはこのビルドエンジンがLonghornにも標準で搭載され、Visual Studio無しでもビルドが可能になるという点。果たしてLonghornにビルドエンジンを載せる意味は何なのか、これは今後明らかにされると思われる。

Visual C++ 2005の変更点

Visual C# 2005はさほど大きな変更はない

Visual J# 2005の変更点


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