【レポート】
サイワールド、日本上陸 - 韓国コミュニティ事情を紐解く
1 韓国を席巻中の「サイワールド」日本上陸
2005/01/21
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2004年は日本でもソーシャルネットワーキングを代表としたコミュニケーションサービスが人気を博した年だったが、その傾向は韓国でも同様だ。むしろ日本以上の加熱ぶりを見せたといっても過言ではない。
韓国Samsung経済研究所の調査による2004年のヒット商品番付では、コミュニケーションサービスとして一番手の「サイワールド(Cyworld)」が、文句なしの1位の栄冠を勝ち取った。サイワールドは、韓国の総人口約4,700万人に対して、その約4分の1を超える1,200万人以上もの会員数を確保。1ヶ月あたり約202億ページビュー(PV)という記録を樹立している(2004年11月現在)。性質は異なるものの、日本でもっとも人気の高いソーシャルコミュニケーションサービスのひとつ「mixi」と記録を比較してみると、2004年11月15日現在での会員数が18万人、10月16日〜11月15日までのPVが2億5,000万ということなので、人口比率から比較してもその人気ぶりをうかがうことができる。
ユーザーの中心は20代。アクティブユーザーの割合は、後述する高い装飾性からか、女性が55%と若干多い。若者の間では、サイワールドの会員であること(少なくとも知っていること)はほぼ常識で、いまや「韓国には、サイワールドをする人としない人の2種類がいる」とまで言われるほか、このブームに対して新聞各紙や研究機関による分析がなされるなど、社会現象を巻き起こしている「ブームの目」だ。
サイワールドでは具体的に、日記や写真集、掲示板などが用意された「ミニホームページ」、いわゆるネット上の同好会である「クラブ」、個人発行のメールマガジン「ペーパー」のサービスを提供しており、中でもミニホームページが爆発的な人気のけん引役となっている。無料の会員登録さえすれば、韓国人・外国人問わずクラブに参加したり、ミニホームページを作ることができる。ちなみにサイワールドの「サイ」は、「Cyber」と韓国語で「仲」を意味する「サイ」という言葉をかけたもので、トップページには副題的に「仲の良い仲間たち」というタイトルがつけられている。
そのサイワールドが今年、日本に上陸する。サイワールドを運営するSKコミュニケーションズは、携帯電話最大手のSK TelecomやSK建設、SK生命保険など、多岐経営を行う韓国の有力財閥・SKグループのひとつで、サイワールドのほか、ポータルサイトの「nate.com」などの運営も手がける。そのSKコミュニケーションズ理事であり、サイワールド事業本部長のグォン・スンファン氏は、今回の日本進出の理由について「ブロードバンド環境も整えられ、デジタルカメラやパソコンといったデバイスの普及率も高い日本は、以前から進出を考えていた可能性のある市場。今、進出するのでさえ遅いと感じるほど」と語る。
詳細はまだ決まっていないものの、基本的には日本でも韓国と同じ形式での展開になるという。ただしキャラクターや装飾アイテムなどは、日本のユーザー好みに形を変えて提供する予定だ。今春3〜4月にはオープンしたいとの意向で、現在、準備チームを日本へ派遣し、サービスインに向け準備中。当面の運営は単独で行うが、コンテンツ作成などにおいて、提携できる日本のパートナーが見つかれば手を結ぶ可能性もあるという。
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