【レポート】
次世代HTML規格はHTML5? - WHAT WGからW3Cへ熱烈ラブコール
2007/04/12
Apple、Mozilla Foundation、Opera Softwareの関係者は9日(米国時間)、W3C HTML Working Groupに対して「Proposal to Adopt HTML5」と題したメールを送信した。これは次期HTML標準の策定開始を打診するもので、その足掛りとしてHTML5を使ってはどうかと提案している。内容は、W3Cが公開しているメーリングリストのアーカイブで確認できる。
HTML5は、ブラウザベンダーらによって構成される団体「Web Hypertext Application Technology Working Group(WHAT WG)」において策定が進められている規格。同グループで策定している「Web Applications 1.0」や「Web Forms 2.0」といった規格をベースにしたもので、HTML4との互換性を保ちつつ、新しい機能を採り入れたものとなる。
HTML4の普及後、W3Cが推奨する新標準としてXHTMLがリリースされたが、現在のところ、広く普及するまでには至っていない。原因は後方互換性の欠如にあるという見方が一般的だ。そこで、後方互換性を確保しつつ、新しい機能を取り込むための規格として策定されているものがHTML5だ。
同メールにおいて関係者は連名で次の提案を行っている。
- W3C HTML Working Groupが取り組む次世代HTML規格のベースとしてWHAT WGが策定しているHTML5を採用すること
- W3Cの次世代HTML仕様の名前を正式に「HTML5」と命名すること
- WHAT WGの検討内容を有効に活用するために、Ian Hickson氏をHTML5仕様の策定担当者にすること
新たなHTML規格がリリースされれば、各種ソフトウェアにおいてレビューや互換性のチェックが必要になる。すでに各ブラウザでHTML5の検証作業が進められていることから、HTML5を次世代HTML規格のベースとして採用することは十分妥当な選択肢だと言えそうだ。
W3C HTML Working Groupが同提案を受け入れた場合、Apple、Mozilla Foundation、Opera Softwareは、HTML5仕様に対するW3Cの「non-exclusive copyright assignment」に合意するとしている。
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