【レポート】
船越英一郎 「守りたい気持ちが力になる」 - 『マリと子犬の物語』舞台挨拶
2007/12/10
12月8日、都内にて映画『マリと子犬の物語』の初日舞台挨拶が行われた。この作品は2004年10月の新潟県中越地震で被災した新潟県山古志村を舞台にした、実話の映画化。地震直後の過酷な状況を必死に生き抜く親犬マリと3匹の子犬、そしてその飼い主である石川家の人々の姿が描かれる。この映画の舞台挨拶に、主演の船越英一郎を始めとした主要キャストたちと、劇中で親犬マリを演じた柴犬の一(いち)が登場した。
まずは、猪股隆一監督が「エンドクレジットの最後に出た写真が実在のマリです。マリから様々な感動をもらい、守るものを持つ者の強さや幸せをこの映画で描きました。もちろん、震災を体験した新潟の人たちからも、多くの事を学びました」とコメント。続いて主演の船越英一郎が「スタッフだけでなく、新潟の皆さんやマリと共に作った映画です。ロケで被災者の声を生で沢山聞いて、臨場感ある演技が出来たと思います」と、マリを演じた柴犬の一(いち)をあやしながら優しい口調で語った。
瓦礫の下敷きとなりマリに助けられる石川家の祖父を演じた宇津井健は、「台本読みから泣いてしまい、撮影中もずっと感動しっぱなしでした」と涙もろさを垣間見せるエピソードを披露。石川家の母親役、松本明子は「絆と愛がたくさん詰まっている映画です。船越さんはこの作品の撮影中に、私はキャンペーン中にそれぞれ親を亡くしました。この映画を本当に自分の親に観てほしかった」と感慨深いコメント。村民の救助に奔走する自衛隊員を演じた高島政伸は、「撮影中、地震に遭われた方や、実際の救助に参加した自衛隊の方々のお話を聞き、優しさや勇気をいただいた」と地元の人々との触れ合いを語れば、教師役で本人も新潟出身の小林真央は「あきらめないこと、勇気を持つことを、この作品から学びました」と語った。
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松本明子は、自分と船越に起きた悲しい出来事を語った |
主要キャストに続いて、石川家の兄妹、亮平と彩を演じた子役のふたりが挨拶。兄を演じた広田亮平は「山古志村の景色は綺麗で、犬も可愛いかったです」と子供らしいコメント。妹役の佐々木麻緒は「皆さん、映画はどうでした? 何回も観て、周りの人にも薦めてくれたら嬉しいです」と大人顔負けの宣伝トークを披露した。また主題歌を担当した平原綾香は「脚本を読み、映像を見て作詞しました。山古志村の試写会でも歌わせていただきました」と語った。
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子役のふたりと犬。大舞台にかなり緊張気味? |
最後に主演の船越が「この映画のテーマは、大切な相手を守りたいという気持ち。この気持ちが連鎖して輪になった時に、困難を乗り越える力が生まれる。それを、この映画から感じて欲しい。あきらめなければ、希望にたどり着く。家族や大切な人と観て、絆について語り合って欲しい」と締めくくった。『マリと子犬の物語』は全国東宝系にて公開中。
(C)2007「マリと子犬の物語」製作委員会
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