【インタビュー】
映画『幽霊VS宇宙人』 - Jホラー映画監督対談・清水崇VS豊島圭介
1 ハリウッド監督が手がける爆笑ホラー映画とは?
2008/04/09
映画『呪怨』シリーズで、日本のみならずハリウッドでも高い評価を得ている清水崇監督と、映画『怪談新耳袋 ノブヒロさん』(2006年)などで注目を集める豊島圭介監督。日本のホラー映画界を牽引する両監督が、文字通り"幽霊と宇宙人の対決"という有り得ない状況をテーマに、それぞれ中篇作品を競作した映画『幽霊VS宇宙人』。これまでのホラーやSFのイメージを完全に破壊し、笑いに満ちたナンセンスな世界を見せてくれる問題作だ。最高に楽しみながらこの作品を監督したであろう(?)、清水崇監督と豊島圭介監督に映画『幽霊VS宇宙人』と、今後の活動について語ってもらった。
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写真左から清水崇監督、豊島圭介監督 |
小さな予算で斬新なホラー映画を作る
――すでにメジャーの映画監督として活躍されている両監督が、こういう小規模の映画を監督された事が意外でした。どういった経緯で、この映画は製作されたのでしょうか?
清水崇(以下、清水)「以前から同じ会社の豊島監督と、趣味的な自主映画として『幽霊VS宇宙人』を作っていました。それぞれ、幽霊と宇宙人の独立した短編を競作していたんです。一昨年、『呪怨 パンデミック』(2006年)の仕上げで、アメリカに長期滞在していたんですが、日本とは環境も違い寂しくて(笑)。豊島監督ともずっと疎遠になっていたので、"5年ぶりに『幽霊VS宇宙人』を今やらない?"と僕がメールしたんです」
豊島圭介(以下、豊島)「そんなきっかけで動いたら、プロデューサーの意向で、『映画のタイトル通り幽霊と宇宙人を劇中でも直接対決させよう!』という事になったんです」
――この企画に周囲の反応はどうでした?
豊島「驚かれました(笑)。『こういう企画をまだやるんだ!』みたいな声が多かったですね」
清水「僕の場合は深く考えてないんです(笑)。大きな商業映画では、やらせてもらえないこういう企画も自分には必要。大規模な作品だと、別の意味でフラストレーションも溜まります。それを吐き出さないとやってられない。宣伝なんかも、大作になればなる程、分担作業で監督の目が届かなくなるので人任せになるけど、『幽霊VS宇宙人』ではチラシ配りまで自分でやった(笑)。それがまた楽しい。良い意味で息を抜いて、楽しい作品を作ったんです」
豊島「僕は息抜きじゃなくて、毎回全力投球(笑)。『幽霊VS宇宙人』は、予算の大小でなく他では通らない企画の作品が出来る場。ここでやりたい作品を作ることで、また自分が監督として出来る事が見えてくる。重要な場です」
『幽霊VS宇宙人 ロックハンター伊右衛もん』(清水崇監督作品)
『幽霊VS宇宙人 略奪愛』(豊島圭介監督作品)
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