【レポート】
サービスパックの域を超えた機能強化を実現 - Visual Studio 2008 SP1
1 大幅なパフォーマンス向上が見られたWPFアプリケーション
2008/08/21
8月12日、Visual Studio 2008 Service Pack 1(以下、VS2008 SP1)と.NET Framework 3.5 SP1のダウンロード提供が開始された。VS2008 SP1と.NET Framework 3.5 SP1では、不具合の修正やパフォーマンスの向上だけでなく、さまざまな新機能の追加も行われている。名称はあくまで「サービスパック」だが、Windows XP SP2のような、機能強化も含まれたアップデートだと思っていただいたほうがいいだろう。
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LoiLo代表取締役 杉山浩二氏。動画を扱うアプリケーションにおいては高速性が重要になるが、.NET Framework 3.5 SP1により「従来のGPU→CPU→WPFから、GPU→WPFという処理が可能になったため、パフォーマンスが格段に改善された」(杉山氏)という |
本稿では、そのVS 2008 SP1と.NET Framework 3.5 SP1の特徴とメリットについて、マイクロソフト デベロッパー&プラットフォーム統括本部デベロッパービジネス本部 デベロッパー製品部 近藤和彦氏と、マイクロソフトのパートナー企業であるLoiLo代表取締役の杉山浩二氏に話を聞いた。
まずはじめに杉山氏から、.NET Frameworkを使用した動画編集ソフト「LoiLoScope」のデモを見せていただいた。LoiLoScopeは「サムネイルを投げる」という操作や、「マグネットに吸着させる」という操作によるサムネイルのグループ化など、さまざまなエフェクトを組み合わせたUIになっている。そのため、従来の動画編集ソフトに比べて、直感的な操作で動画の編集が可能になっている。LoiLoScopeのWebサイトにある製品紹介のムービーを見るだけでも、そのスムーズなUIを実感していただけるだろう。LoiLoScopeでは、基本機能が利用できる無償版と、高機能な有償版を提供する予定だという。
LoiLoScope自体はC++とDirectXを使用しているが、杉山氏は.NET Framework 3.5 SP1の機能を使った改良版も開発してみたそうだ。.NET Framework 3.5 SP1では、DirectXとの連携がより容易になったため、HDなどの非常に重い動画の編集もスムーズに行えるようになったという。最適化のためにコーディング側での工夫は当然必要だが、それほど大きな変更ではなかったそうだ。
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