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【レポート】

篤姫に信玄、信長…あの貴重な古書が手にとって見られる 「古典籍展観大入札会」開催中

2008/11/13

村串沙夜子

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世界最大規模、2,000点余りが出品される

東京・神田の東京古書会館にて、11月14〜17日、古書のオークション「古典籍展観大入札会」が開催される。普段は古書業者しか入ることのできない入札会が、14日(金)と15日(土)の2日間は一般にも公開され、古書業者に委託する形で、入札にも参加できる。

ところで、古書業者といえば、一般人にはなじみのない古書店間の取引を行う、「別世界の人」というイメージがあるが、実際はどうなのだろうか。

「見るだけでも、大丈夫ですか……?」

少し緊張しながら、会場にいた小林書房(東京・神保町)の小林光寿さんに伺ってみると、意外なほど気さくに答えが返ってきた。

「もちろん見るだけの方も大歓迎です。年に一度のこの入札会は、古書を間近に見られるまたとない機会です。歴史的に貴重なものも多く、博物館の方も買いにこられるんですよ」

ということは、博物館でガラスケース越しに鑑賞するような品を、ここでは手にとって見ることができるということ。江戸時代以前に書かれた古書を、実際にめくってみることもできる。たしかに、こんな機会はめったにない!

会場風景

「織田信長、武田信玄、明智光秀などの戦国武将の直筆とされる書状などは一般の方にも人気が高いですね。それから、今年千年紀を迎えた源氏物語に関係する古書やNHK大河ドラマで人気の篤姫の関連書籍も見どころです」

篤姫の輿入れの模様などを詳細に記した側近の日記

小松帯刀の書状

武田信玄直筆とされる書状も間近に見られる

博物館のガラスケースの中を歩いているような、また、歴史の教科書の中にもぐりこんだような興奮に包まれながら、会場をひとめぐり。

ところで、入札は、一般の人でも参加できるのだろうか。

「入札は誰でも参加できます。一般の人の入札は、一般公開日に、古書業者に希望価格を伝えて代理入札という形となります」

何がどのくらいの値段なのか、まったく見当もつかないが、「聞きたいことがあったら、私たちに何でも聞いてください。だいたいの落札予想価格をお伝えすることもできます。もちろん、入札しなくても、これをきっかけに古書の世界に興味を持っていただければうれしいですね」。ちなみに昨年の最高落札額は1,500万円程度とのことで、やはり個人の入札は気が引けてしまうが、中には1点10万円程度で落札されるものもあるとか。運が良ければ、自分で買えるものに出会えるかもしれない。

源氏物語歌かるた

奈良絵本うつほ物語

香薬抄

南北力士

源氏物語

展観は入場無料。14日は10 : 00から18 : 00、15日は10 : 00から16 : 30までの開催となる。

古典籍展観大入札会

場所 東京古書会館(東京都千代田区神田小川町3−22)
主催 東京古典会
日時 展観(一般公開)11月14日10 : 00〜18 : 00、 15日10 : 00〜16 : 30
入札会(非公開)11月16日、17日

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