【レポート】
スパコン関係の最大イベントSC08が開幕 - 本会議は18日から開催
2008/11/18
11月15日にスパコン関係の世界最大のイベントであるSuperComputing 2008(SC08)が開幕した。今回のSC08は第20回目のSCという節目の年にあたる。昨年はネバダ州のリノで開催されたが、今年の会場はテキサス州オースチンのオースチンコンベンションセンターである。
SC08としての開幕は11月15日であるが、15日〜17日はチュートリアルやエデュケーションプログラムといくつかのWorkshopが開催され、並行して展示場のブースの設営が行われる。ということで、まだ、参加者は多くないはずであるが、写真のように多くの人がレジストレーションブースに列を作っていた。
そして、11月17日の夕方7時からOpening Galaが行われる。これは、1階の全フロアを使った展示場の各所にビールなどの飲み物や、オードブルなどの食べ物を置き、それらを摘みながら、展示を見て歩く前夜祭である。
そして、本会議は翌18日の朝のMichael Dell氏(DELLの会長兼CEO)の基調講演で幕を開ける。学会としては20のセッションが開催され、277件の投稿の中から選ばれた59件の論文の発表が行われる。
また、スパコン関係では最高の栄誉である、Seymour Cray賞やSydney Fernbach賞の授賞式、高い計算性能を達成した論文に与えられるGordon Bell賞の授与などが行われる。そして、LinpackベンチマークによるスパコンのランキングであるTop500やGreen500の発表も恒例の行事である。
今回のTop500は、11月10日にピーク性能を1.64PFlopsに増強したと発表されたORNL(Oakridge National Laboratories)のJaguarシステムが、前回トップになったRoadrunnerを抜くのか、また、国内では東工大のTSUBAME1.2が東大、筑波大のT2Kシステムを上回る性能を達成できるのかなど、注目すべき発表となっている。
また、論文発表や招待講演などと並行して、1階のフロアではHPC(High Performance Computing)関係のハード、ソフト製品を持つ企業の展示やHPC関係の研究開発を行っている研究所や大学がブースを設けて展示を行う。
今年の出展者の338に上る。昨年のSC07は、世界中から合計1万人近い参加者があり、研究所や大学、企業のHPCシステム購入の決定権をもつ人の参加も多く、企業としては、これらの人達にアピールする上で最重要の展示会となっている。
マイコミジャーナルでは、引き続き、注目の発表論文や企業などの展示について紹介していく予定である。
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