【レポート】
Xeon 5500番台をクラウドコンピューティングで活用するインテルとNSSOL
1 好きなときに、好きなように、好きなだけ
2009/04/16
Xeon 5500番台で変化に対応
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新日鉄ソリューションズ 業務役員 ITエンジニアリング事業部長の大城卓氏 |
Intelの日本法人であるインテルと新日鉄ソリューションズ(NSSOL)は4月16日、都内で記者説明会を開催し、Nehalem-EPことXeon 5500番台をクラウドコンピューティングで用いた実証実験の結果を公表した。
新日鉄ソリューションズ 業務役員 ITエンジニアリング事業部長の大城卓氏は、企業の情報システムの現状について、「既存システムの保守・運用コストが肥大化し、新規開発への投資がIT投資全体の20%台まで減少しているほか、情報システム開発の短期化要求、IT基盤の複雑化、既存システムの有効利用の難しさなどの課題が存在する」とし、担当者は対応として「TCOの極小化」「機会損失の低減」「グリーンIT」といったことを考えているとする。
これに対し、同社でも2〜3年前から「アプリケーション開発とIT基盤の柔軟性/俊敏性が必要となってきており、それがクラウドコンピューティングへとつながる」(同)ことから、「そうした状況の"変化への対応力"が重要な要素」(同)になると考え、取り組みを進めてきたという。
クラウドコンピューティング時代における"変化への対応力"とは、自社の利益に合わせて、必要な部分だけを「好きなときに、好きなように、好きなだけ安定的に使えること」(同)であり、特に安定的に使えることがビジネスでは重要な部分に位置づけられるとする。
この"必要な部分"というのは、データセンターであったり、ハードウェアやソフトウェア、フレームワーク、アプリケーションなどであるが、「これら組み合わせて使うのが当社の提供するクラウドコンピューティング」(同)であり、その結果として「クラウドコンピューティングの環境を作ることが目的ではなく、それを使って成果を出すことを目的に活動してきた」(同)という。
HaaSを軸にPaaS、SaaSと連携
クラウドコンピューティングとして提供されるサービスは大きく「HaaS(Hardware as a Service)」「PaaS(Platform as a Service)」「SaaS(Software as a Service)」の3つに分けられる。新日鉄ソリューションズでもこの3つを提供しているが、「それぞれ別々に提供しており、今、それをHaaSから組み立てなおそうとしている」(同)とし、同社のHaaSソリューション「Absonne」を軸に、「IT保有にかかわる"諸事"からユーザを解放し、"業務(ビジネス)"に専念できる環境を提供する」をコンセプトとし、変化に強い柔軟なシステムを迅速に提供する「エンジニアリングサービス」、柔軟かつ堅牢な「ユーティリティサービス」、安定した運用を低価格で実現する「ITマネジメントサービス」の3つのサービスを打ち出していくとする。
その核となるのが、プラットフォーム技術となるが、TCOの極小化といった先述の課題を解決するために企業は「仮想化」「サーバ統合」「低消費電力化」という特長をサーバ側に求めることとなる。ただし、従来は仮想化については小さくないオーバヘッドが存在するため向き/不向きがあったし、処理能力を増すためにサーバを立てれば運用に問題が生じる。さらに言えば、「そもそも論になるが、始めから省電力になっていることが望ましい」(同)ということである。
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