【インタビュー】
UI開発のデファクトフレームワークを目指す - Qt Softwareの拡大戦略
1 デュアルライセンスにLGPLが加わったQt
2009/05/20
クラウドサービスやユーザーインタフェースに注目が高まる中、クロスプラットフォームのUI開発フレームワーク「Qt」を提供するQt Software(フィンランドNokia)が着実に戦略を進めている。「目標はUI/アプリケーション開発のデファクトスタンダードフレームワーク」と、Qt Softwareのマーケティングを担当する佐相宏尚氏(ノキア・ジャパン Qt Softwareビジネスディベロップマネージャー)は語る。
東京ビッグサイトで5月15日まで開催された「第12回組込みシステム開発技術展(ESEC)」で、佐相氏に、Qt Softwareのオープンソース戦略、今後の方向性などについて話を聞いた。
|
|
ESEC会場のブースでは、Qt Softwareの最新技術が展示されていた。写真は「S60」で動くQt(現在「Qt for S60」は技術プレビュー、端末は「Nokia 5800 XpressMusic」) |
Qtは、オープンソースのクロスプラットフォームUI開発フレームワーク。Qtを使えば、一度開発したアプリケーションのソースコードに手を加えることなく、同じアプリをさまざまな端末で動かすことができる。
これまで、商用ライセンスとGPLのデュアルライセンスで提供してきた(Trolltechは、MySQLとともに"デュアルライセンス"というオープンソースの新しいビジネスモデルを確立した1社だ)が、2009年1月に「Qt 4.5」ではLGPLを加えることを発表、約束どおり、3月にLGPLオプションが加わったQt 4.5をリリースした。5月には、ソースコードのレポジトリを公開し、コミュニティが自由にQtの開発作業に参加できるよう体制を整えた。
佐相氏はまず、Qt 4.5の強化点から紹介する。
4.5では性能の強化が大きな特徴となる。多機能&高性能を目指し、「描画は20 - 30%改善されている」と佐相氏。このほか、WebKitを最新版にするなどWebKitとの統合を改善、NetScapeプラグインが可能となった。Mac OS X対応も強化されている。
ヘッドライン
- IPA、OSS情報データベース「OSS iPedia」を刷新[18:55 3/19]プログラミング
- 東北大、鉄系高温超伝導体におけるディラック電子的振る舞いの観測に成功[18:05 3/19]エレクトロニクス
- 東芝、新潟県柏崎市で新型2次電池量産工場の建設を開始[17:58 3/19]エレクトロニクス
- Symbian、GCCでコンパイラ対応プロジェクト「Software Freedom Fighters」[17:49 3/19]プログラミング
- 伊藤忠商事、戸田工業と共同で北米にリチウムイオン電池正極材工場を建設[17:27 3/19]エレクトロニクス
- 昭和電工、樹脂複合材用カーボンナノチューブの量産を開始[17:04 3/19]エレクトロニクス
- 東北大、巨大超弾性歪みを有する高強度な鉄合金を開発[16:18 3/19]サイエンス
- STMicro、CryptoFirewallセキュリティ機能内蔵のSTB用SoCを開発[16:04 3/19]エレクトロニクス
- SEMI、2009年の半導体材料出荷額を発表 - 総額は前年比18.5%減の346億ドル[15:53 3/19]エレクトロニクス
- 住友大阪セメント、リチウムイオン電池向け高エネルギー密度の正極材を開発[15:37 3/19]エレクトロニクス








