【レポート】
"決断できないリーダー"からの脱却を図るためにやるべきことは
2009/08/18
もしあなたがリーダーならば、何らかの決断をすることが重要なタスクのひとつだろう。慎重派の人なら、決断をする前に、判断材料となる情報を十分に集めようとするかもしれない。しかしあまり慎重になりすぎてはいけない。
酒井譲氏は著書『あたらしい戦略の教科書』の中で、現状と未来について完璧に理解することは神様以外には不可能なのだから、すべての情報を収集する必要はないと言っている。また、議論を尽くして決断が遅れることが日本企業に多いが、議論を尽くそうにも、そもそもすべての情報は集められないのだから、正しい結論に至ることはない。戦略の実行には「決断力」が必要であると言っている。
さらに酒井氏は、そもそも情報収集のための時間と人員は有限なのだから、常に情報不足の中で決断はされなければならないとしている。クラウゼヴィッツは『戦争論』の中で「状況の4分の3は霧の中」と嘆いているそうだが、現在のIT社会でも状況は同じらしい。
つまり、リーダーは不確実な情報の中で決断をしつつ、だが、情報は収集し続け、次の決断に生かすという姿勢が望ましいのだ。
そうは言われても新米リーダーなら、決断をした結果はリーダーの責任になるので、慎重になるあまり、決断を先送りしたくなるかもしれない。また、大きな決断をするには勇気もいる。そのような"決断できないリーダー"に読んでほしい記事が「bizzia.com」というビジネスサイトに載っていたので紹介したい。
Phil Gerbyshak氏は、60%の情報が集まったら、リーダーは決断せよと言っている。それより多すぎては決断の時期を逸するし、少なすぎては正しい決断に必要な情報が不足するからだ。Gerbyshak氏が新人リーダーに贈る意思決定力向上のためのアドバイスは次の通りだ。
何かしなさい
情報が多すぎて分析できないという状況に陥らないように
ただ、決断をしなさい
そして、別の決断をしなさい
そして、また別の決断をしなさい
あなたの仕事についての決断でなくてもいい
ただ決断でありさえすればいい
まずは決断すること自体に慣れること
そうすれば、将来もっと難しい決断も簡単にできるようになるから
要は、決断をすることがリーダーの役目なのだから、まずは決断することから慣れていこう、ということだ。
決断はタイミングがすべてだ。早すぎても遅すぎてもダメ。決断できるリーダーになるために、あなたも今日から身の回りの小さなことからコツコツと決断していこう。
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