【コラム】
OS X ハッキング!
118 一年の計はTerminalにあり
2004/12/20
米Sonnet TechnologiesからG4 Cubeに対応した新しいCPUアップグレードカードが登場、クロック数はなんと1.7GHz。正式発表はないものの、同時期にリリースされたGigaDesigns製カードがG4 7447Aを搭載していることから類推すると、やはり7447Aか? L3キャッシュ非搭載のこのチップ、1.2GHzの7457と比較したパフォーマンスが気になるなあ……
さて、今回はコマンドを快適に利用するための便利ツールをいくつか紹介してみたい。気持ちよく新年を迎えるためにも(?)、Terminalおよびコマンド実行環境の機能強化は必須なのだ。
Terminal Here Plugin v0.95
Terminalを常駐させopenコマンドでフォルダを開くユーザ(実は筆者のこと)はいざ知らず、多くのユーザはcdコマンドでカレントディレクトリを変更する作業を面倒に感じているのではないだろうか。
そこでお勧めしたいのが「TERMINALHEREPLUGIN.plugin」。このプラグインをインストールすると、Finderで[control]+クリックすると現れるコンテキストメニューに[Open Terminal Here]が追加される。選択したフォルダをカレントディレクトリとしてTerminalウインドウが開かれるので、Finderで作業中コマンドの実行を思い立ったときに便利に使える。
Terminal Here Plugin
- 開発=The Pyehouse
- 種別=フリーウェア
- インストール方法:「/Users/ユーザ名/Library/Contextual Menu Items/」または「/Library/Contextual Menu Items/」ディレクトリへプラグインをコピー(ディレクトリが存在しない場合は作成)。その後、シェルから「killall Finder」を実行してFinderを再起動
Terminal Services 1.0
OS Xであまり知られていない機能の1つに「サービス」がある。TextEditで任意の文字列を範囲指定し、その状態から[テキストエディット]→[サービス]→[Googleで検索]を選択すると、対応するWebブラウザ(Safari)がGoogleで検索を開始する、といった具合にアプリケーション間で命令やデータを受け渡す目的で利用される機能だ。
ここに紹介する「Terminal Services 1.0」は、サービスメニューに「curl-it」と「sh-it」の2つのコマンドを追加する。利用方法は簡単、ファイルのURLを選択して前者を実行するとcurlコマンドによりダウンロードが開始され、コマンドラインを選択して後者を実行すると、シェル(sh)により処理される。利用頻度の高いコマンドをスティッキーズに記録しておき「sh-it」で実行、といった使い方はどうだろう?
Terminal Services
- 開発=Stas Pietrucha氏
- 種別=フリーウェア
- インストール方法=パッケージに収録されているプラグイン(Terminal Services.app)は~/Library/Servicesディレクトリ(存在しない場合は作成)へコピー、その後再ログイン
SilverService 0.1
もう1つ、サービスを利用したUNIXコマンド活用ツールを紹介しておこう。「SilverService」と命名されたそのツールは、標準入力(stdin)または文字列(string)から情報を受け取り、サービスとしての出力(service)またはパネル(panel)に結果を書き出せる。前述のTerminal Servicesとは異なり、コマンドの用法に関する知識が求められる反面、シェルスクリプトを活用した複雑な処理も可能になることが利点だ。
たとえば、Shell Command欄に「find $HOME -name '%@'」、Input欄に「string」、Output欄に「panel」を登録した「Find-this」というサービスを登録すると、ごく簡単なファイル検索機能として利用できる。TextEditやMailなどサービスに対応したアプリケーションで文字列を選択して[サービス]→[Silver Service]→[Find-this]を実行すると、選択した文字列を検索語としてホームディレクトリ以下を対象にfindコマンドが実行される仕組みだ。
SilverService 0.1
- 開発=Rob Hague氏
- 種別=フリーウェア(GPL準拠)
- インストール方法:アプリケーションのアイコンを適当なフォルダへコピー
最後に、拙著の宣伝を少しばかり。「これだけは知っておきたい デジタル家電のしくみとポイント」(技術評論社刊、価格1,344円)が間もなく発売されます! 書店にお運びの際は、是非とも御一読ください。それでは皆さん、よいお正月を。
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