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【コラム】

理系のための恋愛論

70 別れても友だち?

2002/06/28

酒井冬雪

別れた彼女のことが忘れられなくて、ついケータイに電話をかけたり、メールを送ったりしてしまうんだけれども、彼女は着信拒否するし、メールに返事をくれない。

「もう、しつこくするのはやめよう」と思いつつ、しばらくしてまた、ほとぼりも冷めたかな……と思ったのでメールしてみたら返事がきた。いったいぜんたい、彼女はどういうつもりなんだろう。オレにもまだ望みはあるのだろうか……という悩みをおもちの方が、最近、とても多いようです。

「別れた彼女」といっても、「どの程度の付き合いの恋人だったのかしら?」と聞いてみると、その答えはもちろん人それぞれ違っています。2年も付き合った彼女だったり、告白してから1カ月くらいはひんぱんに会っていたのに、その後プッツリと連絡が取れなくなってしまった彼女だったり、人それぞれ。

付き合いの程度は人それぞれなのに、元彼に対する彼女の対応は、不思議と似通ったものがあります。別れた彼氏から、何度も電話がかかってきたり、メールが送られてきたりしたとき、女の子はどういう気持ちになるのでしょう。

ちょっと考えてみましょう。

某プロバイダーに勤務するAちゃん(24歳)は、学生時代から4年間付き合っていた彼と4カ月前に別れたばかりです。

彼女の方から彼に「さよなら」を告げたのですが、その主たる理由は、
(学生時代に自分のやりたい仕事について夢を語っていた彼が、実際に会社に勤めて働き出してから、やる気のない疲れたようすでグチばかりこぼすようになった。自分の夢を実現するための努力をしていない。そんな彼の姿は見たくない)
というものでした。

Aちゃんがいうには、
「別に彼のことがキライになったわけじゃないの。話も合うし、気心もしれてるし、付き合いが長くて情みたいなものもあるから、彼さえよければ、ずっと友だちでいてほしい」
とか。

別れ話をした際、元彼本人にも「友だちでいてほしい」といったそうですが、その点に関しては「考えさせてほしい。時間がほしい」といわれたそうです。

で、別れて2週間もしないうちに、彼女のケータイに彼からメールが入りました。
「やっぱり、オレもAと友だちでいたい。よかったら、週末にふたりで会って食事でもしよう」
そのメールを見て、Aちゃんはしかめ面になっていました。

彼と別れた後のAちゃんは、スケジュールを埋めるのに積極的になっていて、週末は、学生時代の女友だちと買い物に行く約束だとか、会社の同僚たちとテニスをする約束だとかをすでに決めちゃっていたからです。それに、正直な話をすると、土曜日にテニスに行くメンバーの中に、彼女が密かにあこがれている別の部署の先輩、Cくんも来ることになっているのです。

(C先輩とどうやって仲良くなろうかドキドキしながらあれこれ考えているときに、元彼の誘いになんかのれないでしょう。どうして、あたしみたいに、さっさと前向きな気持ちに切り替えられないのかなあ)
Aちゃんは、元彼のメールをムシすることにしました。

それから1カ月後、あこがれのC先輩とすっかり仲良しになり、ふたりで飲みに行ったりするところまですすんでいたAちゃん。

ところが、社内でC先輩と仲良くしていることがウワサになり、同じ部署の女性たちからねたまれ、ランチに誘ってもらえなくなるというような意地悪をされてしまいました。

職場での人間関係がぎくしゃくして落ち込んでいたところに、気心のしれた元彼から、またまたメールが入ったのです。
「元気してますか? 久しぶりに○○のごはんが食べたくならない? よかったら返事ください」
Aちゃんはその場で元彼のケータイに電話をかけ、
「今すぐ会いたいの」
と約束を取り付けて、元彼に会って職場での悩みを、C先輩のことは詳しく述べず、自分の都合のいいように打ち明けたのでした。

そうなのです。彼女自身のコンディションが元彼に対する態度に関係しているのです。自分のコンディションがよいとき、あれこれ忙しくしているとき、さみしくないときは元彼に冷たくしちゃうのに、自分の調子がよくないとき、ヒマなとき、さみしいときは、つい詳しいことをいわなくても気持ちを察してくれる元彼に泣きついたり、甘えたりしてしまう女の子はわりと多いものです。

ひとつだけいえるのは、女の子にとって「元彼」はあくまで「元彼」でしかないということ。ですので、たいていは冷たいのだけれど、時々やさしくしてくれる元彼女を追いかけつづけても、交際が復活するということはほとんどありません。

「それでも彼女と友だちでいたいんだ!」
という強い願望がない限り、別れた彼女にひんぱんに、一方的に連絡を取りつづけても、あまりいいことはないかも。

こういうときこそ男らしく、「彼女のことなんかもう知るもんか」くらいの気持ちになって、仕事や趣味に没頭して精力的に活動してほしい気持ちでいっぱいの私です。

酒井冬雪です。友人のTちゃんから「29日の土曜日の17時ごろ、銀座の街をスターウォーズのコスプレをした人たちが練り歩くの」と教えてもらいました。もちろん、彼女といっしょにわたしも見にいきます。今から楽しみです。では、またね。

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