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【コラム】

理系のための恋愛論

238 新生活、はじめの一歩

2007/02/23

酒井冬雪

バレンタイン・デイがおわると、ちまたでは「転勤や異動」「卒業や入社(入学)」といった現象がはじまります。

あらたなる環境、目標に向けてはばたこうという大事なとき。また、あまりうまくいかなかった生活にピリオドを打ち、もう一度やり直すチャンスを得た期待にみちあふれる時期でもあることでしょう。

もちろん、不本意ながら、悲しい気持ちで新天地へ向かう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、疑り深い私などは、どちらかというと、不本意で落ち込んで新しい場所へ向かう人のほうが好きかもしれません。たとえば、好きなサッカーチームに新外国人が入るときなど、彼があまりうれしそうではりきっていないほうがホッとします。

いっそのこと、
「もう後はない。日本に来ることを決めたときは悲しかった」くらいのことをインタビューでいってくれたほうが「…(彼はやってくれるだろう…ッ!)」と思ってしまうほどです。

「日本に来たかった。日本のチームでプレーすることを楽しみにしていた」なんていわれてしまうと、「…(そんなに期待していると、ちょっとしたことでもガッカリしてやる気をなくしてしまうのでは…)」と心配になるのです。実際、はりきっていた(若い)人ほど、日本でうまくいかずにすぐに移籍していってしまうような気もします。

けっきょく、もし新しい環境へ飛び込むことが不本意だったり、自分の願った結果ではなかったりしても、そんなに落ち込まなくても大丈夫。期待していなかったぶん、少しでもいいことがあると、
「なんだ、思っていたよりいいところだった。けっこう楽しいではないか」と思えるはずだから……と、まあ、こういうことをいいたいわけです。

ですから、イヤイヤながらそこへ行くことになったとしても、最終的には「よかった」と実感できるよう、楽しい日々を過ごしてほしいなあと思います。

そして、新しい世界へ向かうからには、多少は、女の子関係のことも考えてみてほしいものです。

これまでは、女の子もあまりいない環境だった。いたとしても特にモテることもなく、男同士で過ごしてきてしまったけれど、この機会に、次こそはちょっとばかり女の子からモテてみてもいいのではないか? と少しぐらい考えてみてもバチは当たらないと思うのです。

  1. 照れくさくて、女の子とまともに話ができなかった
  2. 女の子によって態度を変えていた(かわいい子にだけ親切にし、そうでない子にはまるで関心を払わなかった)
  3. 忙しすぎて、彼女をつくることなんて考えてもみなかったが、ここのところ少し「孤独」を感じるようになってきた

上記にあてはまるフシがあるなーと思った人は、いい機会なのでぜひとも新しい環境で新たな出会いをみつけるようにしてみてほしいものです。

そうはいっても、男の子というものは女の子を見る目がシビアですから、少しでも自分の好みの女の子が見当たらないと「なんだ、ぜんぜんかわいい子いないじゃん。気を遣う必要ない」とあきらめるというか、どうでもよくなってしまう傾向があるものです。

しかし、毎日過ごす相手に対して「なんだ、かわいくないじゃん」と素っ気ない態度を取り、向こうからも「なんなのあのバカにした態度。となりの部署の△△ちゃんには妙にやさしいくせに…。絶対、外見で判断してそう。アイツ、ムカつく」と思われてしまうと、スムーズに楽しい生活を送るところから、どんどん離れていってしまうものです。

「…(見かけ的には自分のタイプではないけれど、話すとおもしろそうな子だなぁ)」とか、「…(友だちとしてはいいヤツっぽい)」と思って付き合っていくほうが、毎日の生活もおもしろくなるはずです。

女の子=彼女候補かも? という目でみるのは置いておいて、男同士のときと同じように「気が合うか合わないか」「気が合わないなりにも、いいところをみつけられそうか」という点に気をつけてあげるといいのではないかと私は思います。

また、女の子を「友だちを見る感覚」で見ることによって、「好きなタイプの女の子」と「相性がいいタイプの女の子」を見極める目も肥えてくると思うので、ぜひどんな女性に対しても(好きだ!と思う相手には余計に)友だちを見る目線を忘れないようにしてほしいところです。

そうはいっても、それ以前に「照れくさくて、女の子にアイサツとかできない」というのならば、ちょっと気持ちを切り替えてみましょう。

「…(幼稚園の子とか、多感な中高生の男子ならゆるされるかもしれないけど、大学生にもなって、社会人にもなってアイサツもキチンとできないようじゃ、そっちのほうが恥ずかしいのかもしれない)」

このように考えてみると、アイサツはしたほうがいいなーと思えるようになるはずです。実際に、シャイな性格なのか、社会人になっても女性にまともにアイサツができない男子は後を絶ちません(クライアントの女性にはアイサツできるのに、社内の女の子にはしないとか)。

こういった男性と一線を画し、女性からの好感度をあげるためにも、アイサツぐらいはがんばってしてみてもいいはずです。

この春、新たな環境に身を置く機会に恵まれた男子のみなさん、ぜひとも、

「だれにでもアイサツをし、女の子によって態度を変えない、ちょっと孤独のカゲを見せられる男」

になってみてください。

彼女ができる! という保証はちょっとできませんけれど、女友だちはきっとできるはずですので……。


酒井冬雪です。最近、中学生の友人ができてきました。渋谷109のことを「まるきゅう」というとか、マクドナルドに行くことを「マクる?」というとか知らなかったので、「何も知らないんだねー」といわれたりしてドキドキしてます。ひとつだけいえることは、私はそんな言い回しを知ったとしても実際に「使えない」年齢になっているということ。しかし、近所のおばあちゃんの「同世代といてもつまらない。若い人と話すと楽しい」という気持ちが、少しわかってきたような気がする自分が怖い……。では、またね。


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