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【コラム】

Windows Vistaスマートチューニング

2 XP/Vistaの特殊フォルダの対応表

2006/12/13

阿久津良和

こんにちは、阿久津です。先週ご報告し忘れましたが、本連載ではWindows Vista Ultimateを使って検証および記事の作成を行なっています。そのため、下位エディションでサポートされないチューニング方法を俎上に載せることもありますが、あらかじめご容赦ください。

さて、今週はプログラムインストール時に生成されるショートカットアイコンに注目してみましょう。Windows Vistaでは、新たにシンボリックリンク機能が実装されました。同種の機能はWindows 2000/XPでもサポートされていましたが、GUIツールが用意されなかったため、あまり知られていなかったのも事実です。

ただしWindows 2000/XPにおける同種の機能はハードリンクやジャンクションであり、前者はWindows NT時代からサポートされている機能。後者はUNIX系OSで言うところのシンボリックリンクに(近い考え方に)あたり、ディレクトリへのリンクやドライブ間の制限が廃止されました。このあたりの各リンク機能に対して言及すると、あまりにも冗長になるため割愛します。

たとえば、マイコンピュータを開いてあらわれる「ユーザー」フォルダは「\Users」へのジャンクション。そのフォルダを開くと「All Users」は「\ProgramData」への、「Default User」は「\Users\Default」へのジャンクションになっています。これらはコマンドプロンプトから「dir /a \Users\{ユーザー名}」と実行するとわかりやすく、ユーザーフォルダ下の「スタートメニュー」は「<JUNCTION> スタート メニュー [C:\Users\kaz\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu]」と括弧内にリンク先が示されることが確認できました。ちなみに、これらのジャンクションおよびシンボリックリンクは「mklink」コマンドで作成できます。

このように視認性や操作性を高めるために用意されたジャンクション・シンボリックリンクですが、Windows XPの操作に慣れたユーザーにはわかりにくいかもしれません。そこで今週はWindows XPで使われていた特殊フォルダとWindows Vistaの特殊フォルダの対応表をご紹介します。

Windows XPWindows Vista
My Documents%USERPROFILE%\Documents
Application Data%USERPROFILE%\AppData\Roaming
Local Settings%USERPROFILE%\AppData\Local
インターネット一時ファイル%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files
インターネット履歴%USERPROFILE%\AppData\Local\Microsoft\Windows\History
Cookies%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Cookies
NetHood%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Network Shortcuts
PrintHood%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Printer Shortcuts
最近使った項目%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Recent
送る%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo
テンプレート%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Templates
プログラムメニュー(個人)%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
プログラムメニュー(全体)%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

このように各データはユーザーフォルダ下に集められており、主題であるプログラムのインストール時に作成されるショートカットアイコンは、「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」もしくは「%ProgramData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs」に作成されるので、プログラムメニューの整理にお役立てください。また、アプリケーションによっては「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu」上に作成されるケースもあるため、一緒にチェックしましょう。

蛇足ですがプログラムメニューの項目は、初期状態でインストール順に並んでいますが設定を変更することで自動ソートすることも可能です。コントロールパネルなどから「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」ダイアログを開き、<[スタート]メニュー>タブの<カスタマイズ>ボタンで呼び出すダイアログにある<すべてのプログラムメニューを名前で並べ替える>にチェックを入れることで設定可能です。

もうひとつのチェックポイントは<送る>メニュー。ユーザーフォルダ下には「SendTo」フォルダが用意されているものの、こちらもジャンクションで作成されたフォルダなので、「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo」を開き、同メニュー項目を整理しましょう。ちなみに、表の視認性を高めるために環境変数を用いていますが、「%USERPROFILE%」は主に「C:\Users\{ユーザー名}」、「%ProgramData%」は「C:\ProgramData」となります。

それでは、また次号でお会いしましょう。

阿久津良和(Cactus)


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