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【コラム】

Windows XPスマートチューニング

100 NICのタスクオフロード機能を有効にする

2003/12/03

阿久津良和

こんにちは、阿久津です。おかげさまで本連載もようやく100回を迎えました(Windows 98や2000の時の連載を含めるととっくに超えていましたが……)。今後とも役に立つようで立たない情報と、Windows XPを快適にするTipsをご紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。さて、記念すべき回を迎えながらも、PC関連のトラブルですっかりヘコんでいる筆者です。読者諸兄には少しの間グチにお付き合いください。

ひとつめは、筆者が原稿書きマシンとして使っているThinkPad T30に、"また"システムボードエラーが発生し、後から追加したDIMMを認識しなったこと。最初は『熱暴走か何かかな』と軽く見ていたのですが、起動時にビープ音が鳴るようになり、メーカーのWebサイトにあるPDFマニュアルをチェックすると、エラーだったと言うわけです。

それにしても購入してから一年半の間に、同様のトラブルが3回も発生するこのマシンには辟易してしまいました。設計の問題なのか、筆者の使い方に問題があるのか皆目見当もつきませんが、仕事&プライベート含めて1日12時間以上も使い続けているため消耗が早いのかもしれません。でも、だからと言って年末進行(印刷所の関係で仕事が前倒しになる、というやつです)シーズンに逝かなくても……とグチというか泣き言をいいたくなってしまいます。

いい加減ThinkPadシリーズに執着するのを止めて、別メーカーのノートPCを購入してもいいのですが、ショップ店頭やレビュー記事作成で各マシンを触ってみても、そのマシンのキータッチに馴染むことができず、ThinkPadから離れることができません。消極的解決策ですが、デスクトップPCにも同社製のUSBキーボードを取り付けているので、原稿執筆環境をデスクトップPCに移行させることは可能です。

しかし、ここ数年はデスクトップPCでOSやソフトウェアの動作検証を行い、ノートPCで原稿を書くというスタイルが定着してしまったため、なかなか簡単にはいきそうもありません。まるで悪女と知っているのに別れられない関係です(もちろんThinkPad=悪女ってわけではありませんよ)。

おまけに今回のトラブルは、ちょうど保証期間も切れた直後というタイミングで起こったため、いわゆる"タイマー"と揶揄される現象を連想してしまいました:-P。とりあえず年内の仕事が落ち着いてからサポートセンターにTELして交渉したいと思っています。

さて、単なるグチ話はここまでにして、もうひとつのトラブルも説明させてください。こちらはMSN Messenger 6.1。何気なくPCを再起動すると、「インターネット接続に問題があるため、.NET Messenger Serviceにサインインできませんでした。後でもう一度やりなおしてください。0x81000370」というエラーメッセージが表示され、正常に接続できなくなってしまいました。先のメッセージを元にネット上で検索してみましたが、これに関する情報は見あたりません。

もちろんWebページや電子メールの送受信は問題なく行えるので、ネットワークの問題ではなさそうです。試しにWindows Messengerで起動してみたところ、メッセージこそ違いますがログオンできないのは一緒でした。そうなるとMSN Messenger側の問題ではないかと考え、.NET PassportページにアクセスしてWeb上からサインインしたところ、正常にサインインできました。そして、この状態でMSN Messenger上から再度サインインを実行したところ、今度は問題なくアクセスすることができました。

その後も何回か同様のトラブルが発生しましたが、前述の手順でとりあえずサインインできるので、原因究明には至らないものの、バージョンアップに伴うトラブルではないかと想像してコトを納めることにしました。同様のトラブルでお悩みの方は是非一度お試しください。

閑話休題。3COMやRealtekをはじめとする一部のネットワークチップには、タスクオフロードという、CPUの使用率を抑えてネットワーク処理を行う機能がWindows 2000(もちろんXPも含みます)から用意されています。これを利用することでネットワークアダプタは、インテリジェンスなネットワーク処理を実現すると同時にプロセッサの負担を抑えることが可能なのですが、前述のとおり必ずしもすべてのネットワークチップにこの機能が用意されているわけではありません。

使っているネットワークアダプタにTCPチェックサム処理や、IPSec暗号をハードウェア的に行うタスクオフロード機能があればパフォーマンスアップに繋がるものの、必ずしもサポートされているとは限らないため、同機能はOSの初期設定では無効になっているのです。また、ネットワークアダプタのプロパティダイアログにある<詳細設定>タブから設定できる場合が多いものの、ついつい見落としがちです。

そこで今週は、このネットワークアダプタのタスクオフロード機能を有効にするTipsを紹介しましょう。

1.<スタート>メニュー→<ファイル名を指定して実行>と選択。
2.「名前」に半角で「regedit」と入力し、<OK>ボタンをクリック。
3.「レジストリエディタ」が起動したら、
HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Services→Tcpip→Parametersとキーをたどって開く。
4.<編集>メニュー→<新規>→<DWORD値>と選択し、名前を「DisableTaskOffload」とする。
5.レジストリエディタを終了し、Windows XPを再起動する。

これでタスクオフロード機能が有効になりました。「DisableTaskOffload」のデータ値が「0」で有効に、「1」で無効になりますので、設定後にネットワークの異常が見られる場合は、値を削除するかデータ値を「1」に変更してください。ちなみに筆者の環境では、タスクオフロード機能をサポートしていないマシンに設定を行った場合でも、特に問題は起きませんでした。

それではまた次週お会いしましょう。

阿久津良和( akutsu@cactus.ne.jp )

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http://pcweb.mycom.co.jp/column/winxp.html


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