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【コラム】

Yet Another 仕事のツール

66 Zope + CMFのCMS"Plone"を使ってみよう - 導入

2005/05/24

鶴田展之

これまで、PHPを中心としたLAMPプラットフォームのアプリケーションを多く取り上げてきたが、それは単にLAMPアプリケーションは導入が容易で、数も豊富だからだ。もちろん、PHPで開発されているからなんでも優れているとか主張するつもりは毛頭ないし、LAMP以外にも仕事に活用できるアプリケーションはたくさんある。

たとえば、本コラムでは以前、LAMPの代表的なCMSとして「XOOPS」を紹介したが、XOOPSはデータベースの選択肢が基本的にMySQLに限定されていることや、コミュニティサイト向けの作りになっていることから、中規模以上の企業サイトでは適用しづらい面もあるかもしれない。そこで、今回からしばらく、XOOPSとは一味違ったCMSとして、「Plone」を取り上げてみたい。

Ploneは、オープンソースのWebアプリケーションサーバ「Zope」と、コンテンツ管理フレームワーク「CMF(Content Management Framework)」の上で動作するCMSだ。

Zopeおよびその上で動作するPloneは、PHPやrubyと並んで人気の高いLightweight Language「Python」によって開発されている。PythonはRed Hatのanacondaインストーラにも採用されている、きわめて開発効率の高い言語だ。また、Pythonで書かれていることで、Zope/Ploneは非常に広範なプラットフォームへの対応を実現している。Windows、Mac OS X、Linux、Solarisなど、現実的に選択肢となりそうなOSはほぼサポートされていると考えてよいだろう。

導入も非常に簡単だ。Linuxの場合、SuSE Linux等に向けたRPMパッケージはここから入手できるし、Debian GNU/Linuxでも「apt-get install plone」一発でPloneの導入が可能だ。

Windows、Mac OS Xでは、Zopeも含めたPloneの動作環境全てを、インストーラから対話的にセットアップできる。初めてPloneを使ってみるのであれば、まず日頃から慣れているWindowsやMac OS Xにインストールする方が苦労はないかもしれない。Windows/Mac OS X向けのインストーラは、ここから入手できる。

Windowsの場合、導入後の起動も簡単だ。GUIツールの「Plone Controller」から、Ploneの起動・停止やLISTENポート番号の指定などが行える。

Mac OS Xでは、Ploneは/Applications/Plone2ディレクトリ下にインストールされる。起動はターミナルから以下のようにコマンドを実行すればよい。

$ cd /Applications/Plone2/Tools
$ sudo ./start Default

さて、Windowsの場合はWebブラウザからそのまま自身の80番ポートに、Mac OS Xの場合は8200番ポートに接続してみよう。Ploneのポータル画面が表示されるだろう。

画面左側には「ログイン」フォームが表示されている。Ploneによってコンテンツを編集していくためには、まず管理者アカウントでログインする必要がある。Windows版では、インストーラ上で指定した管理者の名前、パスワードを入力する。Mac OS X版では、Plone2/Sites/Default/admin-password.txtに記されたユーザ名とパスワードを使用してログインする。

一見してすっきりとした画面だが、新たにWebサイトを作ろうと思った場合に、まず何から手をつけたら良いのか戸惑う人が多いかもしれない。Ploneは非常に高機能かつ汎用的に作られているため、操作にはPlone(場合によってはZopeも)の構造の理解と、若干の慣れが必要になる。そこで次回は、この画面から基本的なコンテンツの編集を行いながら、Ploneの操作に慣れていくことにしよう。


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