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【コラム】欧州から眺めるITトレンド 第53回 街がまるごとLinuxに移行 - 欧州政府機関はOSSがお好き

3月上旬に独ハノーバーで開催される「CeBIT」では、オープンソースパビリオンが設けられており、大小のオープンソースプロジェクトが自分たちの技術を紹介している。今年は、LinuxディストリビューションのKnoppixがCeBIT版として限定最新版をリリースするなどのニュースがあったほか、独ミュンヘン市のオープンソースプロジェクトの進捗も報告された。今回は、ドキュメントフォーマットを中心に欧州政府の動向を紹介したい。

Symbian Foundation、開発者向けサイト/サーバーでRed Hatを採用

米Red Hatは3月15日(米国時間)、非営利団体Symbian Foundationが自社技術を利用して開発者向けの最新のサーバーとWebサイトを構築したことを発表した。

Fedora 13 αが登場 - Nouveauサポート、プリンタ自動インストール機能など

Fedoraリリースチームは3月9日(現地時間)、5月に正式リリース予定の次期バージョン「Fedora 13(開発コード"Goddard")」のアルファ版を公開した。NVIDIAドライバ"Nouveau"による3Dスケーリング、ソフトウェア管理ツールの改善、プリンタドライバの自動インストール機能など、デスクトップユーザ向けの大きな改善が目立つ。

OpenSSH 5.4登場、SSH1をデフォルトで無効化

8日(カナダ時間)、OpenSSHの最新版となるOpenSSH 5.4が公開された。バグ修正のほかに新機能が追加されたバージョン。SSH1のデフォルトでの無効化、クライアントの標準入力をサーバの特定のポートへ割り当てるnetcatモードの導入、ユーザキーを無効にするための設定オプションRevokedKeysの導入、sftp-server(8)/sftp(1)の各種改善などが注目される。

GNOME、KDE、XFce4、LXDE - メモリ消費とパワー消費比較

LinuxやFreeBSDで使われる統合デスクトップ環境としてはGnomeとKDEが代表的な存在。Ubuntu人気もあってGnomeが採用される傾向が強い。しかし不要なアプリケーションやコンポーネントがインストールされて重いとみる向きもあり、軽量な代替候補としてXFce4とLXDEにも人気がある。PhoronixにおいてGnome、KDE、XFce4、LXDEの電力消費、メモリ利用、システム温度をモニタリングした結果が紹介されている。定量的に実施した結果として興味深い。

Ubuntu、新デザインと新テーマ

Ubuntuの新しいデザインとスローガンが公開された。2004年から6年間に渡って使われてきた「Human」にかわり「Light」が新しいスローガンになる。デザインもこのスローガンを表現するものへ変わっており、Ubuntu 10.04 LTSから適用される見通し。注目されるのはデスクトップテーマの変更だ。ウィンドウ操作ボタンがMac OS Xのように左上に移動し、そしてボタンの並び順はWin、Mac、これまでのUbuntuにはないものになっている。

Linuxカーネル2.6.24 - 2.6.33ベンチマーク結果

PhoronixにおいてLinuxカーネル2.6.24から2.6.33までのベンチマーク結果が紹介されている。PhoronixではLinuxカーネルのベンチマーク試験を定期的に実施しているが、2.6.33をベンチマーク対象に加えたところ、いくつかのエリアで性能の低下が観測されたという。PostgreSQLとPostMarkで性能の後退が見られる。Apacheは向上しておりLinux 2.6.25以来の問題が解決されていると説明がある。

Oracle、OpenSolarisは継続する

2月26日(米国時間)にIRCで実施されたOpenSolarisの定例会議にOracleのDan Roberts氏が登場。OracleがOpenSolarisやSolarisに対してどういった姿勢であるかということを伝えている。従来どおりOSSとしてOpenSolarisを継続していくことを明確に示しており、OpenSolarisコミュニティにおける懸念を払拭する狙いがあるとみられる。

Ubuntu 10.04 LTS α3が公開、デフォルトサーチエンジンがYahoo!に

UbuntuリリースチームのSteve Langasek氏は2月25日(グリニッジ標準時)、4月に正式公開予定となっている「Ubuntu 10.04 LTS」のアルファ第3版の公開を発表した。派生バージョンのKubuntu、Xubuntu、Edubuntu、Mythbuntuなども同時にアップデートされている。

Linuxカーネルが2.6.33に - NVIDIAドライバを統合、Wiiサポートも

Linus Torvalds氏は2月24日(米国時間)、Linuxカーネル2.6.33のリリースを発表した。最大の変更点はNVIDIAグラフィックカード用ドライバ「Nouveau」の実装で、そのほかDRBD(Distributed Replicated Block Device)サポート、Perfツールの改善などが挙げられる。

PC-BSD 8.0登場、FreeBSD 8.0インストーラ

iXsystemsは22日(米国時間)、PC-BSDの最新版となるPC-BSD 8.0 (Hubble Edition)を公開した。PC-BSDはFreeBSDをベースにGUIインストーラとより進んだパッケージ管理システム、デフォルトで動作するKDEベースのデスクトップ環境を提供するFreeBSDディストリビューション。新機能追加や改善以外にPC-BSD 8.0で注目されるのは、インストール対象にFreeBSDそのものが選べるようになったところにある。

Ubuntu、Twitterでアラート通知

Canonical、Robbie Williamson氏は18日(協定世界時)、ubuntu-develメーリングリストにおいて、状況報告や警告通知の目的でTwitterとidenti.caのアカウントを取得したことを伝えている。アカウント名はどちらとも『ubuntustatus』。説明によれば、多くのユーザに影響を与えるような深刻な問題が見つかった場合などにこのアカウントを経由して通知が実施されるという。両アカウントとも同じ内容を通知すると説明がある。

Ext3、Ext4、Btrfsベンチマーク / Ubuntu

PhoronixにおいてUbuntu 9.10およびUbuntu 10.04開発版で実施したファイルシステムベンチマーク結果が紹介されている。試験されたファイルシステムはExt3、Ext4、Btrfs。 BtrfsはZFSとよく似た機能を提供するファイルシステム。PhoronixはOSやファイルシステム、グラフィックレンダリングに関するベンチマークを実施し公開している。取り上げるプラットフォームは LinuxやFreeBSDなどUnix系OSが多い。

Oracleの沈黙、OpenSolarisコミュニティに不満

OracleとSunの買収にめどがつき、同社はSunのポートフォリオが今後どういった扱いになるのかを発表した。不満はまずここから始まる。同発表ではOpenSolarisの将来計画が発表されていないという。そしてOracleはOpenSolarisのコミュニティともうまくやれていないという。今後の計画やコミュニティとの付き合い方を調査している段階にあるのか、それともOpenSolarisに投資する意思がないのか、どちらにせよコミュニティとのうまいスタートは切れなかったようだ。

【インタビュー】ユーザに選択肢を与えることがUbuntuの使命 - 英Canonicalの市場戦略

デスクトップLinuxの雄「Ubuntu」にとって、2009年10月にリリースした「Ubuntu 9.10」は大きなマイルストーンとなる。英Canonicalでマーケティングを担当するGerry Carr氏、ユーザーインタフェースなどのデザインチームのIain Farrel氏に、Ubuntu 9.10、ネットブックでの展望などについて話を聞いた。

grep(1)コマンドの使い方

LinuxやFreeBSDでよく利用されるコマンドにgrep(1)がある。LinuxディストリビューションにはGNU grepが含められていることが多い。*BSD系では最近BSDライセンスで実装されたgrep(1)への置き換えが進められているが、それら実装系でもGNU grepと互換性がある。nixCraftにおいてGNU grepコマンドの利用例が紹介されている。基本的だが役に立つ例がまとまっており、grep(1)コマンドをあまり使いこなせていない場合には参考になる。

Git 1.7.0登場、一部に後方互換性なし

バージョン管理システムGitの最新版となるGit 1.7.0が公開された。リポジトリフォーマットは変更されていないが、これまで長らく議論されてきた変更が加えられており、操作コマンドやその振る舞いが変更されGit 1.6.6と後方互換性が失われている。後方互換性のためにこれら機能を保持しつづけることよりも、これらが引き起こすことの方が問題になるということで、今回の変更へつながっている。

NetBSD 5.0.2公開

12日、NetBSD 5.0リリースブランチから2つめのセキュリティおよびバグフィックスアップデートとなるNetBSD 5.0.2が公開された。NetBSD 5.0は2009年4月29日にリリースされた待望のメジャーアップグレードバージョン。NetBSD 5.0の最大の特徴はマルチコア/プロセッサシステムで性能が発揮できるように改善が実現されたことにある。これ以外にもWAPBL、Rump、Xen 3.3、jemalloc、X.Orgへの移行など最新の開発成果物が取り込まれている。

【レビュー】細かな改良で使いやすさアップ! OpenOfice.org 3.2.0の新機能

2010年2月11日(米国時間)、統合オフィスアプリケーションの最新版となるOpenOffice.org 3.2.0が公開された。同プロダクトはOSSのもと無償で公開されており、ダウンロードサーバからのダウンロード総数は3億をこえたと報告されている。3.2.0は改善やバグ修正を目的とした色が強く、目立った新機能や変更点はない。しかし、細かい点が改善されており扱いやすさが向上している。従来のバージョンに固執する理由がなければアップグレードを実施したいバージョンといえる。

英国図書館と米MS、バーチャルリサーチ環境をオープンソースとして公開

英国図書館と米MicrosoftのMicrosoft External Researchは2月8日、バーチャルリサーチ環境「Research Information Centre(RIC) Framework 1.0」をオープンソースとして公開した。MicrosoftのオープンソースプロジェクトホスティングサイトのCodePlexより無償でダウンロードできる。

Symbianプラットフォーム、10年のプロプライエタリからOSSへ転向

Symbianプラットフォームが完全にオープンソースソフトウェアとして公開された。10年以上もプロプライエタリソフトウェアとして提供されてきたが、当初の予定を4ヶ月間前倒ししてまでOSS化を実現してきた。ソースコードのほとんどはEclipse Public Licenseのもとで提供され、それ以外の部分もオープンソースソフトウェアライセンスに準拠したライセンスが採用されている。Androidに対抗する狙いがあるとみられる。

less(1)コマンドの便利な使い方10

UbuntuやFreeBSDなどのUnix系OSでよく利用するコマンドのひとつにless(1)がある。テキストファイルの内容を閲覧するためのコマンドで、エディタを使うよりも高速で軽量という特徴がある。ページ送り以外にも検索、フィルタリング表示、ブックマーク、複数ファイル閲覧、テキストファイル以外のファイルの内容を閲覧するための機能などがあり、いくつかの操作方法を覚えておくと作業効率が向上する。

GNU/Linuxアドバンス管理本、PDF無料ダウンロード

FTAから2つの電子書籍がPDFで公開された。コピーレフトのもとで無償で公開されている。特に「GNU/Linux Advanced Administration」(545ページ)はLinuxの管理方法を解説した資料として参考になる。基本的な説明から実際に運用するにあたって必要になる最初の設定あたりまで丁寧に説明されている。コマンドラインや設定ファイルが簡潔に掲載されておりわかりやすい。英語だが、Unixの基本的な知識があればコマンドラインと設定ファイルの掲載だけでも参考資料として利用できる。

最後の7系リリース? FreeBSD 7.3-BETA 1が登場

FreeBSD開発チームのKen Smith氏は1月30日(世界協定時)、「FreeBSD 7.3」の最初のベータ版である「FreeBSD 7.3-BETA 1」のリリースを発表した。今後は、リリース候補(RC)版が2本リリースされたのち、正式公開がされる予定だという

Operaサイト、Varnishで高速化

My Operaのフロントページのアクセスを高速化するためにVarnishを導入した経緯と、効果的にVarnishを使うために実施したチューニングが紹介されている。Varnishはアクセラレーションを目的としたリバースキャッシュプロクシ。アクセスの高速化を目的にオペレーティングシステムの機能をフルに発揮するように開発されている。余計なIOを発生させず、設定ファイルすらコンパイルしてバイナリとして読み込むなど、高速化という一点に絞って最適化されている。

Ubuntu、Firefoxのデフォルト検索エンジンをYahoo!に

次期メジャーリリースとなるUbuntu 10.04に同梱されるFirefoxのデフォルトの検索エンジンとホームページが、従来のGoogleからYahoo!に変更されるようだ。Firefox右上の検索フィールドの検索エンジンの設定変更に合わせて、Firefoxのホームページも切り替わるようになる。そしてそのデフォルトの検索エンジンはYahoo!に設定される。これはYahoo!と検索収入に関する契約が締結されたためだと説明がある。

Debian GNU/kFreeBSDとGNU/Linuxベンチマーク、公開

PhoronixにおいてDebian GNU/LinuxとDebian GNU/kFreeBSDのベンチマーク結果が公開された。今回比較対象となったのはDebian 6.0 "Sequeeze"のリリースへ向けて開発が進められているLinuxカーネルとFreeBSDカーネルを含む4つのDebianエディション。Linuxカーネルの方が大枠で優れた結果だが、特定の分野でFreeBSD amd64が抜きん出た結果を示している。

HaikuOSマルチコアでの性能改善、LinuxやFreeBSDはさらに先

OSSで開発されているOSとして表舞台に立つ機会は少ないが、独特のコンセプトを持って開発を継続している興味深いOSのひとつにHaikuがある。BeOSの技術やコンセプトに強い影響を受けており、実質的にBeOSの後継と見る向きが強い。Haikuカーネルの開発でパフォーマンスの改善が実施されたとしており、Haikuの開発者がベンチマーク結果を紹介している。FreeBSDやLinuxの方が優れた結果を示しているが、マルチコアにおけるHaikuの性能が急速に改善していることが伺える。

Ubuntu 10.04 LTS α2が公開、NVIDIA対応がさらに強化

UbuntuリリースチームのSteve Langasek氏は1月15日(グリニッジ標準時)、Ubuntu Linuxの次期バージョン「Ubuntu 10.04 LTS(開発コード"Lucid Lynx")」のアルファ第2版「Ubuntu 10.04 LTS Alpha 2」を公開したことを発表した。収録ソフトウェア/パッケージのアップデートのほか、NVIDIAサポートの拡充やクラウドコンピューティング環境の向上が図られている。

top(1)コマンドの活用例15

Unix系システムでよく利用するコマンドのひとつにtop(1)がある。プロセスの負荷状況や利用状況をリアルタイムに確認できるほか、プロセスの終了やreniceなどが実行できて便利だからだ。The Geek Stuffにtop(1)コマンドの15の利用例が紹介されている。ここでは紹介されているテクニックをUbuntu 9.10 Desktop (64bit)およびFreeBSD 8.0 amd64に合わせて整理したものを紹介する。

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