カシオ計算機 ノートPCを20時間連続駆動可能な燃料電池の研究開発に成功
2002/03/06
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| 実用化イメージ |
カシオ計算機は、携帯機器での使用に適した独自方式による小型燃料電池の開発に成功したと発表した。製品はノートPC/デジタルカメラ/PDAなど幅広い分野に使用可能で、今回開発した燃料電池を同社ノートPC「FIVA」に搭載した場合、20時間と約4倍の連続駆動が可能になるという。
燃料電池とは、水の電気分解とは逆に、水素と酸素を化学的に反応させて電気を取り出す発電方法を使用したもの総称で、今回同社が発表したものは、改質型燃料電池と呼ばれるもの。メタノールから水素を生成、その水素を酸素と反応させて電気エネルギーを取り出す方式となっている。
燃料電池は燃料から水素の生成 - 水素と酸素を反応させての発電という2ステップを経て電力を生み出すが、今回同社の発表した燃料電池は、独自のマイクロリアクター(改質器)をシリコンウエハ上に形成、触媒を通して化学反応を行うことで水素への高い変換効率(98%以上)を実現しているほか、その水素と酸素を反応させる発電セルも面積あたりの発電効率が極めて高く、小型ながらも大きな電力を得ることが可能になったという。
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| ノーPC用モジュールとデジタルカメラ用モジュール(イメージ) |
名前の通り、燃料(今回はメタノール)を使用して発電するので、燃料が無くなった際にはメタノールを補充すればよい。コストも「研究開発が成功したという段階であるため明言できないが、現在用いられているリチウムイオン2次電池と同等、あるいは安価にしたい(同社)」としている。重量についても、リチウムイオン2次電池の約半分に軽量化が可能になるとしている。
同社ではさらなる研究開発を進め、2004年を目処に実機への搭載を進めていく計画。自社製品への搭載はもちろん行われる予定であるが、他社製品への搭載、OEM供給などについては未定としている。
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