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【SETIレポート】SETIで発見、ヨーロッパIT市場の動向

2002/03/28

○Acerの新PCがヨーロッパに上陸

ヨーロッパ本部をイタリアに構えるAcerは、ノートPC市場ではヨーロッパでもよく知られたメーカー。イタリアとドイツではすでに発表されている新しいノートPC、TravelMate 630が4月半ばにフランスで発売されるとのこと。TravelMate 630はMobile Intel Pentium 4搭載で、256MB DDR-266 SDRAMは1024MBまで拡張可能。さらにDDR nVidia GeForce2 Go 100が搭載されているのが特徴。一般に直接販売はしていないので、ブースでは卸価格で表示がされていたが、エンドユーザーは2200ユーロ程で手に入れることができるそうだ。デスクトップでは、Veriton 3300D、Veriton 7200DがSETI終了後に販売が開始される予定。会場の中央を占める大規模なブースには、その他企業向けサーバーなど、ローエンドからハイエンドの商品までずらりと展示されていた。

AcerのTravelMate 630
Acerの企業用デスクトップ

○ちょっと変わったキーボードが勢ぞろい

CHERRYのキーボードはカラフルなデザイン。なんだか見ているだけで楽しくなりそうな雰囲気。ヨーロッパ市場に新しく登場したのが、インターネット用キーボード、CyBo@rd Plusはブルー、ホワイト、ブラックと3色が揃っている。このキーボードにはインターネットやメール用のキーが19個ついている。手首を乗せるための幅が大きく作られているので、机の上に置くとかなりの場所をとられそう。でもこれからPCやインターネットを始める初心者には向いているキーボード。子供用の派手な柄のKid Collectionというラインナップもあった。キーが全て鮮やかなイエローのキーボードなども展示されていたが、担当者いわく全然人気がないそうだ。やっぱり。なんだか使っていると目が疲れそうなキーボードだ。

CHERRYのカラフルなキーボード
Sasse Elektronikのステンレス製キーボード


CERATECH Franceのユーロキー付キーボード

企業向けの展示会ということもあって、ステンレス加工のされた産業・工場用キーボードも展示されていた。そこで見つけたのが、オーストリアのDS Keyboard Technic社と、ドイツのSasse Elektronik社のキーボード。耐久性のあるボール型のマウスが特徴で、傷がつかない、埃も内部に入り込まないとのこと。家に置いてもクールな感じでかっこいいかも。

CERATECH France社のブースには、"世界初ユーロ記号専用キー搭載のキーボード"という垂れ幕が。つられて入ってみると、キーボード上に一つだけブルーのキーがあり、そこにユーロマークが記されていた。フランス語対応のキーボードで、フランとユーロの換算もこのボタン一つでできるとか。

○産業用モニターとCPUカード

仏のA Plusのブースでは、TFT液晶モニター、Vision Plusが主役。産業用で工事現場などの屋外での使用にも耐えられるように、頑丈にできているとのこと。太陽の光が当たっても反射しないようにできているらしい。モニターがすっぽりはめ込めるラックも用意されていた。完成したばかりで詳細についてはまだ何も決まっていないそうだ。同ブース内では、パートナーの台湾ICP Electronics社のCPUカードも並べられていた。Rocky-478E2VはIntel Socket 478 Pentium 4をサポートする。グラフィックチップにはSiS315、AGP 4x、Dual LANを搭載。ICP Electronicsの製品のフランスでの販売はA plusが担当してるとのことだった。

○ASTRAサテライトでインターネット通信

ヨーロッパはサテライト情報配信システムの開発に力を入れていて、人口が少なく、ADSL回線設備が困難な地域でもインターネットをカバーしようと努めている。

Societe Europeene des Satelites(SES)は当社のサテライトシステム、ASTRAを使って地方自治体に密接したサービスを提供している。特に注目されているのが、フランスの郵政省と提携して開発したサイバーキオスク。地方自治体に3年契約の月々6〜7万円で貸し出し、地域の人々は誰でも無料でサテライト通信のインターネットが利用できるようになるそうだ。今のところ、どの地域に設置するかは検討中だが、近いうちに名もない街の通りに現れるかもしれない。行政のサイトにアクセスしたり、近くの病院を探したり、税金の申告もこのサイバーキオスクで簡単にできるようになるだろう。通信速度は384Kbpsからで、自治体のクライアントである自治体の希望に応じて、6Mbpsまで対応できる。郵政省が無料で提供しているメールサービスも利用でき、市民が各自でメールのアドレスを持てるようになるのもうれしい。このサイバーキオスクはWebCamを搭載し、ビデオチャットやビデオ会議も可能。フランスは海外県・海外領土を持っているが(例えばタヒチ島など)、そこにサイバーキオスクを設置してフランス本土から簡単に連絡が取れるということも夢ではなくなる。どんなに遠くてもインターネットで連絡が取り合えるということはすごいことだと感じた。

Astraサテライトを利用したサイバーキオスク
サテライトでマルチメディア放送を受信

その他に、ASTRAサテライトを使って、無料でサテライト放送が受信できるというサービスもあり、常時デモが行われていた。アンテナと受信機とWindows 98以降のOSを搭載したPCがあれば、プッシュ型のサテライト受信機で電話線を使わずにマルチメディアTV Webが受信できる。気に入った番組をハードディスクやCDに取り込んだり、そのCDを家庭用DVDプレーヤーで見ることも可能。現在、テレビ番組が80チャンネル、ラジオだと100チャンネルが受信可能だそうだ。

(伊達くう)

Acer France
http://www.acer.fr

CHERRY
http://www.cherrycorp.com

DS Keyboard Technic
http://www.dekorsy.de

Sasse Elektronik
http://www.sasse-elektronik.de

A Plus
http://www.aplus-sa.com

Societe Europeene des Satelites
http://www.ses-astra.com


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