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次期 sigmarionは XScale + Windows CE.NETの組み合わせが有力か

2002/08/29

 次期sigmarionの現時点での想定スペック

青山・ダイヤモンドホールにて行われた「mobidec2002(MCF Mobile Developers Conference 2002)」において、NTTドコモの携帯型メール端末として人気の高い「sigmarion」シリーズの次期端末に関する情報が一部明らかになった。これはNTTドコモ MM事業本部 MMターミナル開発部の入鹿山剛堂氏が「NTTドコモの次世代PDA戦略」と題したセッションの中で明らかにしたもの。

まず同氏は現行のsigmarionシリーズについて、開発当初は30代男性を主なターゲットとしていた同シリーズが、実際にはsigmarionIIにおいて採用されたゼロハリバートンデザインの効果もあり、女性ユーザーの割合が全体の1割以上を占めたことから、現在同社が開発するPDA端末については基本的に「まずデザイン重視」という方向で開発が行われており、その方針は9月6日に発売が予定されているPocketPC端末「musea」にも反映されていると述べた。

そして気になる次期sigmarionだが、同氏は「まだいろいろな試作を行っている段階であり、決定事項は全くない」と断りながらも、現在のところCPUにはIntel XScale(PXA250)、OSにはWindows CE.NET 4.1の採用が有力となっていると述べた。現行のsigmarionIIはCPUにVR4131、OSにはWindows CE 3.0(Handheld PC 2000)を採用している。ただ、社内には「高機能メール端末として考えたとき、OSがWindows CEベースではPowerPointプレゼンテーションの閲覧などに問題がある」として、CPUにCrusoeやMobile Pentiumシリーズ、OSにWindows XPを搭載して「プチPC化」したほうが良いとの声もあり、今後の動向次第では大きく方向を転換する可能性もあるとした。

 開発の方向性のポイント

一方、機能面では、前述の「musea」と同様に、「infogate」「M-stage visual」などの同社が展開するコンテンツサービスへ対応することはほぼ確定している模様。しかし、通話機能の搭載については「やるとすればNokia 9210のような形で組み込む形態が有力だが、そのような形が日本のマーケットで受け入れられるかどうかは疑問だ」としてやや否定的な見解を示した。

端末サイズについては、sigmarionシリーズが「タッチタイプのできるメール端末」としてこれまで発展してきたことから、単純に小型化するのではなく、タッチタイプができるキーボードサイズを確保しつつも軽量化を目指す方向で検討が進んでいると述べた。またデザインについては、基本的には前述の「デザイン重視」の方向性から有力デザイナーズブランドと協力する方向が有力なものの、ゼロハリバートンデザインを継続するか、あるいは他のブランドに変更するかについてはまだ未定だとしていた。

ただ高機能化を進めると当然コスト増は避けられないため、現在社内では価格と機能のバランスをどのあたりに置くかで検討が進められているところだと同氏は述べた。また同氏は、社内で「sigmarionを家電や文房具として考えた場合、最低でも5年間は同一モデルを販売するべきではないか」「現在のsigmarion IIで満足しているユーザーも多く、あえてモデルチェンジをする必要性はない」などの声も根強いと述べ、次期sigmarionの市場投入後もsigmarionIIが継続して販売される可能性に含みを持たせた。

(佐藤晃洋)

NTTドコモ、FOMAに対応するゼロハリバートン・デザイン「sigmarionII」発売
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2001/08/21/26.html

NTTドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/


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