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上空より宇宙へ打上げ! ウイングがポイントの「SpaceShipOne」で宇宙飛行

2003/04/22

「SpaceShipOne」
米Scaled Compositesは、これまで非公開で進められてきた有人宇宙飛行計画について、初めて公式の発表を行った。すでに上空からの打上げに使用する特殊設計の飛行機「White Knight」のテストは成功しており、今後は宇宙船本体「SpaceShipOne」による宇宙飛行の実現に向け、最終段階の研究開発に着手する。

同社は、Burt Rutan氏によって1982年に設立され、ユニークなアイデアで数々の飛行機の開発設計を手がけてきた。無着陸で世界一周飛行に成功した「Voyager」を始めとして、これまで34機のオリジナリティあふれる飛行機が製造されている。

1996年4月に、同社の設計飛行機による宇宙飛行を発想したBurt氏は、1999年より有人宇宙飛行計画の立案に向けた活動を開始。2001年5月より、プロジェクトを本格的に立ち上げて、今回の発表に至っている。発表会場には、NASAで初期の宇宙計画に携わったMaxim Faget氏、Lindbergh Foundationの社長として飛行機の歴史を築いたCharles Lindbergh氏の孫にあたるErik Lindbergh氏、ロシアの宇宙船「ソユーズ」に民間人として乗船し話題を呼んだDennis Tito氏が駆けつけ、賛同の意を表している。

SpaceShipOneの大きな特徴は、レーシングカーのリアウイングを連想させるような、フォールドアップデザインのウイング。高度100キロメートルの宇宙空間より大気圏への突入時に機体を安定させる働きをし、その後は自力で飛行して基地へと着陸。整備を終えると再び使用できる、スペースシャトルのようなコンセプトの設計になっている。

「White Knight」
SpaceShipOneを載せて飛行し、そこから宇宙空間への打上げを行うWhite Knightは、ツインターボエンジンで2機の飛行機を合体させたような特殊デザインが採用されており、昨年8月1日に初の飛行実験を終えている。いよいよ今後はSpaceShipOneの完成を目指した研究開発が本格化する。なお、SpaceShipOneのコックピットは、宇宙空間でも快適に呼吸できるように、外部からは密閉された環境でエアーの調節を行う「Pressure Vessel」設計が採用されているという。

ソユーズへ民間人が乗船するのと同じコストで、有人宇宙飛行計画を実現する……。それを目標に掲げている同社は、2004年末までにSpaceShipOneによる宇宙飛行を軌道に乗せたいと語っており、今後の展開が大いに注目される。

高度500kmの宇宙空間にて無人で実験を行うシステムが公開
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/03/18/13.html

ついに宇宙旅行がオークションに! 締切り迫るも、まだまだ格安で落札可能
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/05/20/11.html

Scaled Composites
http://www.scaled.com/


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