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【ユーザーズレポート】PCで使うTRON(1)

2003/04/25

先日のNHK「プロジェクトX」でトロンプロジェクトがより広く知られるようになりましたが、では実際のTRONユーザーの方々は、普段どのような使い方をしているのでしょうか。今回は「PCで利用するTRON」をテーマにレポートをお寄せいただきました。


(写真は「超漢字ノートR1」)

○超漢字で使える漢字の多さに驚く

大学時代(1960年代後半)にFORTANを習い、1986年にPC-9801Fを使い始め、以来OSはN88-BASIC、CP-M86、MS-DOSから今はWindows XPに至っています。仕事上、中国古典・佛教の経典・人名の旧字体を扱うことが多く、NEC98時代から漢字処理の不便さを抱き続けておりました。数年前「超漢字」があることを知り、バージョンも4になったので昨年購入し、HDDの区画を分割してWindows XPと併用しています。分割ソフト同梱の為、OSの再インストールが不要で便利です。

WindowsでATOK、一太郎、Excelを常用しているため、キー操作には戸惑いがありますが、使用できる漢字の多さに驚くばかりです。それでも無い漢字については追加の文字申請ができ、私も文字を申請中です。Excelや一太郎のように複数のワークシートが使用できれば、更に便利だと思います。

「超漢字広辞苑」「超漢字岩波新漢語辞典」も購入し活用しています。かな入力だけの手軽さで正確な漢字の形・筆順・意味・解字・熟語・下つき熟語などが瞬時に明らかになるので、文章の作成・校正・講演ネタの取得などに大変重宝しております。

満足度=90% (男性/56歳/団体役員)

○簡易プログラミング言語でデバイス制御を楽しむ

BTRONの魅力は多岐に渡っているため、その魅力を余すことなく伝えるのは難しいものです。強いて他のユーザと違う使い方を挙げるなら、快適な環境を広げるべくいろいろな周辺機器を繋げています。(「BrainPad TiPO」も使用中)

これまでに繋げたものとしては、ノートPC液晶内蔵の電子ペン(AMiTY VP)/ラベルプリンタ/PHS用デジカメ(Treva)/デジタルテスタなどがあります。そのためによく使うのが「マイクロスクリプト」という簡易プログラミング言語です。

また、シリアルポートなどのデバイス制御やC言語によるネイティブプログラムとの連携による本格的なプログラミングもできます。試行錯誤しながら手軽にできるので、電子工作などでも重宝しています。

満足度=90% (男性/32歳/フリー)

○TRON以外との架け橋を

もう少し、超漢字を使いやすくできないでしょうか? こよなく愛する和製OS応援者として、そして素人として、Word、Excel、一太郎、画像ソフト、ネットワーク等、いずれもTRON以外の世界とのパイプがあまりにも細すぎるように思います。「そんなユーザーは使うな」といわれればそれまでですが、超漢字は一般向けに発売されているものなので、より多くのユーザーに利用してほしいのではないでしょうか。

初心者にもWindowsユーザーにも使いやすくなる、大変革のバージョンアップを期待しています。児童に活用させるにしても、導入・指導するのは大人で、なかなか利用に苦労しています。

満足度=20% (男性/62歳/団体職員)

○本質にハイパーテキストのあるOS

・BTRONを使い始めたきっかけ
もともとBTRONに興味があり、いわゆる"Wintel"パソコンにインストールして使用していました。本格的に使い始めたきっかけは、自分の趣味の音楽に関するホームページを作ろうとしたことです。「超漢字3」からインターネット対応(メール・ブラウザ)が強化されるとともに、超漢字で作成したドキュメントをホームページで公開できる「超漢字ウェブコンバータ」が発売されたので、本格的に使い始めました。

・使用感
やはり、BTRON独自の実身/仮身によるネットワーク型の文書を作成できるのが最大の特色でしょう。簡単に言えば、「動的文書」「HTML文書をそのまま直接編集できる」といったイメージと言えば解りやすいでしょうか。ホームページのイメージそのままの感覚で文書を作成して、ホームページとして公開できるのです。また、情報を蓄積すればするほど実身/仮身の相互ネットワークが密になり、情報の有機的な使い方が出来るのも良いです。

・良い点
きびきびした軽快な動作
Virusとは無縁の環境
クロック400MHz程度のPCでも軽快に動作(FLORA270SX-C400で使用)

・改善が望まれる点
CD-Rやサウンド機能への対応が不十分
機種対応も動かしてみないと分からないことが多い
写真の扱いはまだまだこれから
実身数の制限(65,000個迄)
バックアップメディアの対応など

満足度=70% (男性/33歳/会社員)

○多国語言語環境に注目したい

私はTRONを使用していませんが、以前から大変気になる存在で、個人使用での導入に向けて資料を集めたりしておりました。

外せない点は、各々の国(とくにアジア地域)の文化と密接に結びついている「文字」を「正しく扱える」ということで、それがいかに大切かということです。この部分を適当に誤魔化しては、情報社会の未来はあり得ないと思います。

先日の「プロジェクトX」は「日本独自のオープンアーキテクチャな基本ソフト」という部分に注目してたので、私には若干食い足らないものを感じましたが、あの放送時間内では無理だったのでしょう。

ただ番組以降、パーソナルメディアの「超漢字ノート」などへの反応などを見ると、皆さんは正しく反応していると感じました。今後に期待するとともに、私も導入に向けて動きたいと思っています。

満足度=100% (男性/46歳/技術職)

【ユーザーズレポート】PCで使うTRON(2)
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/25/28.html
へ続きます

パーソナルメディア、OSに「超漢字」をプリインストールしたノートを発売
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/15/13.html

コンピュータ設計への執念を描く - 今週の「プロジェクトX」はTRON
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/04/14/17.html

超漢字
http://www.chokanji.com/

トロンプロジェクト
http://www.tron.org/


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