脳内信号をコンピュータで出力 - 早ければ2004年に米国で臨床実験に
2003/11/11
米Cyberkineticsは、脳内に流れる電流をコンピュータに出力し、医療に役立てようというコンピュータインタフェース「BrainGate」の臨床段階における開発計画を、ニューオリンズにて開催される神経科学学会にて発表する。
BrainGateは重度麻痺患者の運動にまつわる脳の信号をコンピュータインタフェースを用いて脳から直接外部に出力し、患者のコミュニケーションやコンピュータ操作に役立てることを狙いとしている。BrainGateは信号をキャッチする脳の表面に埋め込まれるセンサーと、神経信号を変換する外部プロセッサユニットから構成されており、そのセンサーは非常に細く小さなものが使用される。
同社会長兼CEOのTim Surgenor氏は「BrainGate計画のゴールは、深刻な障害を持つ人の脳とパーソナルコンピュータを結びつける、確実かつ簡素な方法を開発することです」と計画の目的を述べているほか、同社では2004年には5名の四肢麻痺患者を対象としての臨床実験を計画しており、治験医療機器の適用免除(Investigational Device Exemption)を米食品医薬品局(Food and Drug Administration)に提出する計画であるという。
Cyberkineticsは米Brown大学で神経信号の検出と解析を行っていた科学者が2001年に設立した企業で、2002年には同社でChief Scientific Officerを務めるJohn Donoghue博士らがイギリスの科学雑誌「Nature」に「Instant neural control of a movement signal」と題した論文を発表しており、麻痺状態の患者でも脳の信号による機器の操作などが可能になることの可能性を示唆していた。
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Cyberkinetics
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