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バーコードで商品の属性情報取得できるPHSが登場 T-Engineフォーラムが発表

2003/12/03

T-EngineフォーラムとユビキタスIDセンターは、ucode仕様のRFIDと1次元バーコードの読み書き機能を搭載したPHS「UC-Phone」と、このPHSを利用して、商品などの属性情報をやり取りできるシステムを開発した。実際の運用は来年になる。またこれにともない、サトーと凸版印刷をucode仕様バーコードを発行できる企業として認定した。

坂村健東大教授。手に持っているのがUC-Phone。今回の試作機は重量が150gで、筐体は一般のPHSより一回り大きい
ucode対応のバーコード

ucodeは、同センターが規格を定めた標準IDタグで、これに準拠したバーコードを読み取ると、そのバーコードのついた「モノ」の属性などさまざまな関連情報を取得し、識別することができる。

「UC-Phone」は、商品などに付されたバーコードを非接触で読み取り、その商品の情報を問うメッセージがインターネット経由でユビキタスIDセンターに送られ、「解決サーバー」が処理、WAN/LANを介し、個々の商品情報をもつサーバーと交信、生産履歴など、商品の属性情報が「UC-Phone」に送信される。解決サーバーとWAN/LANの間は、eTRONを利用して、認証暗号通信ができる「eTP(entity transfer protocol)」と呼ばれるプロトコルを用い、安全性を高めている。

ucodeを読み取る機器としては、PDA型の端末「ユビキタス・コミュニケータ(UC)」がすでに開発されているが、今回、端末としてPHSを採用したのは、基地局の費用が安く、導入へのハードルが低く、屋内外を問わず使用しやすいためで、バーコードをはじめ、既存のシステムを活用しながら、ユビキタスコンピューティングを徐々に普及させることを目指す。「UC-Phone」の製品化は、各メーカーが担当する見込みで、価格は約4万円になる模様だ。

T-Engineフォーラム会長とユビキタスIDセンター代表を兼任する坂村健 東京大学教授は「ucodeは、流通や大手企業だけでなく、小規模企業や個人までを視野に入れている。ユビキタスID関連の市場規模は3年後には全体で1,000億円程度になるとみている。我々の目指すものはバーコードに完全に取って代わるものではなく、バーコードでできる領域は残していく。でなければ、かえってユビキタスは社会に浸透しない」と述べた。

手の平端末でダイコンの産地もわかる - 坂村氏、新型ユビキタス端末を発表
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/10/24/14.html

ユビキタスID初の認定ハードウェア発表 - 野菜の生産情報を追跡する実験も
http://pcweb.mycom.co.jp/news/2003/06/24/10.html

T-Engineフォーラム
http://www.t-engine.org/

ユビキタスIDセンター
http://www.uidcenter.org/


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