バージニア工科大、G5スパコンをPower MacからXserveに変更
2004/01/29
米国のバージニア工科大学が、「System X」と呼ばれる「Power Mac G5」を使って構築したスーパーコンピュータを「Xserve G5」に切り換えることを明らかにした。
昨年秋に登場したSystem Xは1,100台のPower Mac G5をクラスタ化し、演算能力は10.28TF。35.86TFの「地球シミュレータ」、13.88TFの「ASCI Q」に続いて、世界第3位のスーパーコンピュータにランクされている。また、地球シミュレータとASCI Qの構築コストがそれぞれ2億5,000万ドルと2億1,500万ドルであるのに対して、System Xは520万ドルと、コストパフォーマンスの高さが特長となっている。
今年1月のMacworld San Franciscoで発表されたばかりのXserve G5は、CPUにPowerPC G5 2.0GHzを採用した1Uサイズのサーバーである。CPUを1基搭載するシングルプロセッサモデル、2基搭載するデュアルプロセッサモデル、同じく2基搭載するクラスタノード用モデルが用意されている。Appleによると、Xserve G5はシステムあたり30ギガフロップの処理能力を持ち、PowerPC G4ベースのXserveと比べて約60%高速化している。
バージニア工科大学広報のLynn Nystrom氏によると、拡張性の確保とさらなるコストパフォーマンスの向上を実現するためにXserve G5への置き換えを決定したという。Xserve G5採用によって、設置スペースはこれまでの3分の1に削減できるそうだ。また、冷却効率も高まり、全体の消費電力も抑えられる。気になるのは半年ほどでお役ご免となるPower Mac G5の行方だが、デスクトップパソコンとして活用する方向で引き取り先を探しているという。
Xserve G5への切り換え作業はすでに開始されており、完了は今年5月を予定している。
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