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大幅なパフォーマンスアップのKDE 3.2 - 日本語へのi18nは3.2.1で復活予定

2004/02/04

The KDE Projectは、KDE 3.2をリリースした。KDE(K Desktop Environment)はオープンソースプロジェクトで開発されているデスクトップ統合環境で、Linux・UNIX・*BSD・Mac OS Xといった非常に多くのOSで使うことができる。また、TurboLinux・SuSE・Mandrake Linux・Lindowsといったディストリビューションで標準のデスクトップ統合環境として採用されており、GnomeなどとともにUNIXデスクトップ統合環境の代名詞となっている。

新しいリリースではパフォーマンスアップが図られた。KDE Projectではアプリケーションの立ち上げ速度アップ、ウェブページのレンダリング高速化、インタフェースの改良などによって、かつてのどのリリースよりも使いやすく高パフォーマンスなものとなったとしている。ウェブページのレンダリングに関してはApple Computerとの協業によって大幅な進化が見られたという。Appleは同社のウェブブラウザ「Safari」でも利用される「WebCore」フレームワークでKDEのhtmlレンダリングフレームワークである「KHTML」の技術を採用している。

新しいアプリケーションも多く追加された。Kopeteはインスタントメッセージングクライアントで、AOL/MSN/Yahoo/ICQ/IRCなどのネットワークに参加できる。KWalletはパスワードやウェブフォームデータを管理するアプリケーションだ。他にもJuK、Kontact、KGpg、KIG、KSVG、KMagなどが新たに追加されている。UMLモデリングツールである「Umbrello UML Modeller」も収録され、C++/Java/SQL/PHP/Pythonなど11の言語に対応する。「Plastik」と呼ばれる新しいアピアランスも同梱された。

ライブラリでも多くの強化が見られる。KCPUInfoクラスが追加され、アプリケーションがMMX/3DNow!/AltiVecなどCPU依存のランタイムチェックを行うことができるようになったほか、KImageEffectがMMX/SSE2への最適化に対応し、対応ハードウェアではイメージブレンディングを高速に行うことができる。DVIやXcursorファイルのサムネイルを生成するクラスも追加されている。国際化ドメインネームへのサポートも追加された。KWalletで管理されるパスワードやウェブフォームの値にアクセスできるクラスも用意されている。

3.2.0には「kde-i18n-ja」が含まれておらず、メニューなどのGUIパーツが日本語で表示されない。これは、3.2.1で復帰するようだ。だたし、「kde-i18n-ja」が無くても日本語の表示や入力は可能だ。今回の削除は日本語翻訳率が同プロジェクトi18n(InternationalizatioN)チームの達成基準に沿わなかったのが原因と見られている。今後、日本からも開発への積極的な参加が望まれる。


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