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モバイルでWindows/Linux/Palmなどのアプリ実行 - 究極「MXI OS」が始動へ

2004/02/25

MXI OSを搭載したモバイルデバイスを公開(イメージ図)

シンガポールRADIXSは、Windows/Linux/Palm OSなどのプラットフォームで稼動中のアプリケーションをモバイル環境で利用可能にする「MXI(Motion eXperience Interface) OS」に関する発表を行った。年内にもMXI OSを採用した製品サービスの提供が開始される予定になっている。

MXI OSは、ワイヤレス通信によってリンクする「MXI Platform」および「MXI Servers」で構成される。携帯電話やPDAといったモバイル環境で用いるデバイスにMXI Platformを搭載して起動すると、ワイヤレス通信網からMXI Serversとのシームレスな接続を確立。MXI Servers上では、Windows/Linux/Palm/Java/32ビットゲーム機のアプリケーションが動作しており、モバイル環境のMXI Platformから、まるで自分の手元にあるデバイス上で走らせるような快適さで、それらのアプリケーションを利用できる仕組みになっているようだ。

各メーカーから発表される最新モバイルデバイスの性能は著しく向上してきているものの、デスクトップ環境よりも機能を削減するなどして軽量化されたアプリケーションを実行するスタイルも多く、モバイル環境に向けて提供されるアプリケーションもまだそれほど充実しているわけではない。MXI OSにより、すでにWindowsやLinuxといったデスクトップ環境で広く利用されている多彩なアプリケーションを、モバイル環境に向け改めて書き換えることなく利用可能となるため、世界で最も充実したモバイルデバイスが登場することになると、同社は強くアピールしている。

MXI Platformには、一般的な携帯電話機能やPDAのPIM機能に加え、HTML 4.01仕様やFlashコンテンツに対応するインターネットブラウザ、MXI Servers上のアプリケーションを起動して利用するソフトウェアランチャー、MXI Serversに準備されるパーソナルスペースなどに保存されたデータをスムーズに扱えるファイルマネージャー、電子メールソフトが標準装備されており、必須となるMXI PlatformとMXI Serversを結ぶワイヤレス接続が確立されるならば、かなり高性能のモバイルデバイスが実現することになる。ビデオ会議や豊富なファイルフォーマットに対応するストリーミングも楽しめるほか、周辺機器のサポートも充実しているという。

すでにMXI OSの開発については、かなり以前より話が出ていたそうだが、同社のCEOであるR Chandrasekar氏は「いよいよ完成度も高まったため、パートナー企業に対する戦略的アプローチを取ることになった」と語っている。どの通信事業者と契約してMXI PlatformとMXI Servers間のワイヤレス接続を確保し、どのメーカーのキラーアプリケーションをMXI Serversで提供できるかが、MXI OS成功のカギを握るとも言えるだろう。

今回の発表では、約4,400万ユーザーを抱えるシンガポールのSingTel Mobileが、今年中にMXI OSを搭載した製品をリリースし、GPRS/Wi-Fi/3Gによる通信ネットワークでサービス提供を開始することが明らかにされている。また、米Sun Microsystemsと提携し、統合オフィススイート製品となる「StarOffice 7」が、MXI OSによって、初めてモバイル環境へ対応することも発表された。

実際にMXI OSを稼動させたモバイルデバイスのデモンストレーションも公開されており、いよいよ本格的なサービスが間もなくスタートすることへの期待が高まってきた。


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