テーマは"琴" - ボーダフォンのデザインコンセプトケータイ「KOTO」
2004/04/22
ボーダフォンは、デザインに注力した携帯電話の新機種「KOTO -V303T-」(東芝製)を発表した。和楽器の琴をモチーフに、和の要素とモダンを融合させた、という。5月下旬以降に発売で、価格はオープンプライス(実売想定価格1万円程度)。ボーダフォンでは、今までメーカー中心にデザインされていた携帯電話に対して、今後はキャリア自身がデザインを提案する方向性も重視。先進的なデザインを採用した端末の提供を狙う。
KOTOは、琴の胴面の張りや直線を取り入れ、漆器のようなつややかな光沢を放つ表面、ダイヤル面の落ち着いたつや消しの質感、といったインパクトのあるデザインを採用した。黒漆のような落ち着いた「B」、神社の鳥居のように鮮やかな朱色の「R」の2色で展開する。
メイン液晶は2.2インチのQVGA(320×240)液晶「スーパーファイン ポリシリコンTFT」を採用。サブ液晶は1インチ(60×80ドット)のSTN液晶だ。カメラは有効画素数32万画素のCMOSセンサで、最大3分間の動画撮影可能な「ハンディビデオ」機能も搭載する。
個性的な着信メロディとして東芝EMIのCDアルバム「NOW JAZZ BEST millennium」に収録された4曲を始め、計10曲のジャズナンバーを標準搭載する。
| モデル | KOTO -V303T- |
|---|---|
| メーカー | 東芝 |
| 連続通話時間 | 約120分 |
| 連続待受時間 | 約360時間 |
| 液晶 | メイン:約2.2型132×176 サブ:約1型60×80 |
| カメラ | 有効画素数32万画素CMOS |
| サイズ(W×H×D)* | 約48×94×26mm |
| 質量 | 約108g |
| カラー | 黒(B)/朱(R) |
| 主な機能 | モバイルルポ、「今すぐ読メール」、お天気アイコン |
同社では現在、ユーザーのデザインに対するニーズが高まっていると判断。今まではキャリアの選択の際にコストと人口カバーエリアだけが問題視されていたが、現在はそれに端末とサービスの魅力が加わり、端末の選択ではデザインとカラー、質感の重要度が加速度的に増している、という。
デザインを重視した例では、KDDI(au)の「au design project」、NTTドコモの「900iシリーズ」といった例があるが、同社では端末メーカーや外部デザイナーとのコラボレーションによる表層デザインに特化したモデルに加え、サービスや機能にあわせ、さらにデザインにも特化したモデルを提供していくことで、ユーザーのニーズに応えていく。ちなみに今回のKOTOは、東芝の提案から始まったデザイン特化型のモデルだという。
2年ほど前からこうしたデザイン重視の姿勢で検討を重ねてきた同社だが、コストや売り上げの関係などから開発が遅れた。しかし今回の発表では、併せて今後のデザインコンセプトが明らかにされ、同社がデザインで目指す方向性を示した。
たとえばテレビやゲームに特化、ゲームコントローラーのように横にして使えたり、地上デジタルの情報とWebの情報を同時に閲覧できるような2画面を搭載したり、サービスにあわせて端末が選択できるようなデザインを提案。現在主流の折りたたみ型端末も、Webやメールといったサービスにあわせて受け入れられてきた経緯から、今後のサービスの変化で端末デザインが変化することも見すえ、新しいデザインを開発していく意向だ。
なお、今回紹介されたコンセプトデザインは、すでに具体的な検討に入っているモデルもあるということで、同社では早期の製品化を目指していく。
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KOTOの当初のデザイン |
カメラに特化したデザインコンセプト「V0408 -Digi.k-」。液晶が回転して、大型のメイン液晶をファインダとして利用できるほか、ヒンジ部を利用して光学ズームを搭載したり(画面上)、外部バッテリを後付けしたり(画面左下)できる |
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「V0809 -Game-」。名前の通りゲームをすることに特化、ゲームをする場合は本体を横にすることで、発呼・終話ボタンがそれぞれ「A/Bボタン」になるなど、ゲームがしやすい |
「V0728 -Flex-」。こちらもゲーム、またはTVの視聴に特化。通常の折りたたみ型と同じオープンの仕方に加えて、横開きも可能な点が特徴 |
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