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米デューク大で「iPod」を無料配布……教材として活用

2004/07/22

Yoichi Yamashita

米ノースカロライナ州にあるデューク大学は、今秋に入学する新入生1,650人に無料でAppleのHDD音楽プレーヤー「iPod」を配布する。

米国ではキャンパス内での学生による違法ファイル共有対策として、学生用のデジタル音楽サービスを用意する大学が増えているが、デューク大学のiPod配布はデジタル技術の可能性を試すプログラムの一環となっている。iPodはテキスト表示機能と簡単なPIM機能を備えているため、オリエンテーションの資料/行事カレンダー/キャンパス情報、さらには大学の応援歌などが収められた状態で学生に手渡す。

デジタルデータを学生に配布するためにCD-ROMやDVDではなく、iPodを選択した理由として、ハードウエア/ソフトウエア/サービスを連係させたAppleのビジネスモデルを挙げている。同大では、iTunes Music Storeをモデルとしたウエブサイトを開設し、各種資料、情報、オーディオブック、講義の録音などを、ワンクリックで学生が取得できるようにする。

講義にも積極的にiPodを取り入れる計画で、外国語のクラスではヒアリング用の教材としてオーディオファイルを配布。第4世代モデルに追加されたオーディオブックの再生速度調節機能の利用も検討している。また、都会の水問題の研究で、実地インタビューの実施・分析を課題とするなど、ボイスレコーダー機能も活用される。これらiPodを使用するクラスを新入生以外が受講する場合は、大学がiPodを無料で貸し出すそうだ。

情報を扱うには大きなカラースクリーンを備えたPDAの方が優れているように思えるが、学生に常に持ち歩いてもらい、頻繁にPCと接続させるには、音楽プレーヤーのiPodの方が適しているという。デューク大ではiPod配布プロジェクトにおよそ50万ドルを投じる計画で、1年後に成果を見て継続を検討する。

米国で299ドルで販売されている20GBモデルを無料でもらえるとは何ともうらやましい限りだが、名門私立のデューク大学は学費も高く、寮費などの経費を含むと学生は年間4万ドル近くを支払うことになる。

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