アステル沖縄、DDIポケットと共同で事業継続へ
2004/07/26
沖縄でPHS事業を展開するアステル沖縄は、撤退やサービス停止の続くアステルグループのインフラではなく、DDIポケットのネットワークインフラを利用し、共同で沖縄県内の事業を展開することでDDIポケットと基本合意に達した。DDIポケットのネットワークを使うことで全国においてPHSが利用できるほか、AirH"などのデータ通信サービスも利用可能になる。2005年1月をめどに共同で事業を展開する予定だ。
アステルグループは九州・北海道・北陸地区ですでにサービスを停止、他地区の多くでも停止が予定されている。この中でアステル沖縄は6月末時点で46,100契約を得ており(電気通信事業者協会まとめ)、DDIポケット以上のシェアを獲得、2000年度以降は黒字化を達成するなど、順調に事業を継続してきた。
しかし、グループ内でサービス停止が続く中、グループの共用設備などについて単独での維持ができず、今後のサービス継続が困難と判断。さらにDDIポケットのネットワークが全国規模で展開されていることからサービスの向上にもつながるとして、これを利用することで事業の継続を図ることに決めた。
DDIポケットは全国的には定額制データ通信サービスのAirH"などで比較的好調だが、沖縄では8,000契約(DDIポケット調べ)と低迷。県内に強いアステル沖縄の営業力を獲得し、さらに音声中心の利用者が多い県内でデータ通信の魅力も訴えることにより両社の契約者以上の相乗効果を期待する。
今後は、ネットワークをDDIポケットのものに移行、料金システムは従来のアステル沖縄のプランに加えて、DDIポケットのプランも利用できるようになる。ただし、現在のDDIポケットにはないプランの利用者は変更が必要なほか、課金システムをDDIポケットのものにするため、長期割引が通話料金の割引から月額基本料の割引になるなど、一部で変更が生じる。料金水準は同等になる見込みだ。
端末については、現在のアステル向け機種を使い続ける場合、電話番号を書き換えるだけで音声通話のみ利用可能だが、データ通信を利用するためには端末の交換が必要。電話番号を継続するためにも端末交換が必要だ。アステル沖縄では、端末交換をするユーザーの負担がなるべく少なくなるよう調整している、という。
今後は、来年1月をめどに話し合いを続けるが、それまでの間、アステル沖縄はDDIポケットの代理店契約を締結、DDIポケットのPHSサービスの契約を取り次ぐ。「アステル沖縄」ブランドの継続や事業形態などについても今後協議を続ける予定だ。
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