クワマンのように演奏できる"トランペット"をヤマハが発表
2004/10/06
ヤマハは5日、イージーギター『EZ-EG』に続き、イージートランペット「EZ-TP」を発表。同製品は、トランペットの構造を電子的にシュミレート、声の音程・音量を使って音を出すというもので、誰にでも簡単に演奏ができるという。発売は11月1日から。価格はオープンプライスだが、同社によれば「イージーギターの実売価格は2万6,000円。その2、3割は高くなるのではないか」とのこと。なお、発表会にはタレントでトランペット奏者の桑野信義さんが登場。EZ-TP演奏にトライするとともに、持参のトランペットと生セッションを行なった。
誰でも簡単に"トランペッター"に
トランペットは通常、「バズィング」と呼ばれる唇の振動音と、本体の金管の組み合わせで演奏する構造で、特に独特の技術となる「バズィング」が難しく、音をだすことも困難だとされている。
対して、EZ-TPは、バズィングの代わりに鼻歌や歌声といった声を必要とし、その音程・音量をトランペット音に変換し、出力するというもの。つまり、EZ-TPのマウスピースから声を吹き込むだけで、その音程通りのトランペット演奏ができる仕組みとなっている。
モードは、伴奏に合わせて歌うだけで演奏できるモード、光るガイドランプに従ってバルブを押さえて演奏するモード、実際にバルブを押さえて音程を決める"通常の"演奏モードの3種類。伴奏付きのモードには、「ビタースウィート・サンバ(ラジオ番組「オールナイト・ニッポン」のテーマ)」「はぐれ刑事純情派」のメインタイトルなど、計21曲が内蔵されており、同社の音楽専用ポータルサイト「ミュージックイークラブ」(約3,000曲以上、210円/1曲)から曲をダウンロードすることで、新たにレパートリーを増やすことも可能だ。同社によれば、1曲約1MB(MIDI)で、新規2〜30曲程度をEZ-TPに保存しておくことができるという。
企画・開発を担当したヤマハ PA・DMI事業部商品開発部プロデューサー 旭保彦氏は、私自身トランペットを吹いたことはありませんが…、と言いながらEZ-TPを実演。誰にでも使用できることをアピールした上で、「イージーギターは、少年時代にFコードができず、ギターをあきらめた"お父さん世代"に。イージートランペットは、"ラッパ憧れ層""ブラスバンド卒業生"にぜひ使ってもらいたい。楽器店を中心に、通販などで継続的に販売展開していく」と話した。
また、EZ-TPは、通常のトランペット(ミュート音対応)に加えて、サックス、クラリネット、トロンボーン、尺八など、22種類の音色を搭載するが、各楽器の演奏テクニックの対応に関して、同氏は「息でコントロールできる機能は搭載されていない」としながらも、「反対に声の音程・音量に特定することで、だれにでもできる簡単さを確立できた」としている。
クワマンがEZ-PTでセッション
愛用のトランペット(本物)を手に登場したゲストの桑野さんは、「こんにちは、クワマンでございます」と挨拶。
手に取ったEZ-TPを興味深そうに眺めていたが、旭氏のレクチャーを受けながら数曲を演奏し、「もっとオモチャっぽいのかと思ったけど、重さもトランペットと同じくらいですね。いやー、こんなに簡単に(トランペットを)吹かれちゃったら、プロとしての立場がなぁ…。すごいもんつくっちゃいましたね〜!」と、終始感動した様子を見せた。
さらに、プロのトランペッターには逆に難しいかもしれないけれど、と前置きをした上で「トランペットはある程度の肺活量が必要なんですが、これならお子さんでもお年寄りでも大丈夫ですね」。
様々なモードや音色、演歌の演奏などを披露する旭氏に、「こんなに一気に(機能を)入れたら、次に新製品を出すときに困りますよ。もっと小分けにすればよかったのに!」と笑いを誘い、最後にはしっかり「これ、頂けるんですよね?」。これには旭氏も「はい、営業に手を回しておきます」と答え、必ずプレゼントすることを約束した。
また、発表会では、桑野さんを中心に「イージー・バンド」が新結成。EZ-TPを交えた生ライブが行なわれ、「Sir Duke」(スティビー・ワンダー)ほか1曲を演奏し、会場を沸かせた。
お土産にはくわ饅を
この日、来場者に配られたのは、「特製 くわ饅」。言うまでもなく「クワマン」にかけたもので、桑の実や桑の実ジャム、桑の葉の粉をあしらった豪快な紅白饅頭。表面には「EZ-TP くわ饅」の焼印が施されており、これもまた周囲の笑いを誘っていた。
関連記事
- ヤマハ、「しゃべるケータイ」実現のための制作ツールを無償で提供[2003/12/16]
- ヤマハ、1,000時間の音楽を楽しめるワイヤレスホームミュージックシステム[2003/8/6]
- ヤマハ、ネットボランチ新製品を発表--スループット向上やVoIP機能強化など[2003/6/12]
- ヤマハ、VoIPゲートウェイ「RTV700」を発表 - PBXと接続可能でSOHOをVoIP化[2003/6/5]
- ヤマハ、連続60時間の電池駆動が可能なステレオモニターアンプを発売[2003/4/8]
関連サイト
ヘッドライン
- すべての旧来メディアはiPadに集まる - News Corpのマードック氏の予言[17:51 3/20]アップル
- Apple訴訟を受け、HTCがGoogleと共同で反訴を計画か - NYT[17:39 3/20]アップル
- iPad発売を前に、Appleが事業者とのコンテンツ提供交渉で苦戦 - WSJ[11:27 3/20]アップル
- 一度の再起動でOSやデータを完全保護「HD革命/WinProtector Ver.3」[21:44 3/19]ユーティリティ活用術
- ASUS、防塵ファン装備のRadeon HD 5670カード「EAH5670/DI/512MD5」[21:23 3/19]自作
- MSI、高性能クーラー「Twin Frozr II」装備のRadeon HD 5830カード[21:12 3/19]自作
- 【コラム】3Dグラフィックス・マニアックス 第91回 人工知性でコンテンツを生成するプロシージャル技術(15)[20:48 3/19]自作
- Apple iPad、オンライン+店舗合わせた1週間の予約累計台数は40万台?[20:17 3/19]アップル
- 「スマートエンジン選択ボタン」搭載のLunascape 6.1β版が公開[20:16 3/19]ソフト
- 【レポート】「FlashはCPUリソース食い」「HTML5で代用できる」は本当か?[19:49 3/19]アップル





















