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専門家が調べると…家庭のPC1台に平均93個のスパイウェア! ウイルスも多数

2004/10/26

湯木進悟

米NCSA(National Cyber Security Alliance)は、米America Online(AOL)と共同で、米国内の一般家庭で利用されているPCのセキュリティ実態などを調査したレポート「AOL/NCSA Online Safety Study」を発表した。専門家の調査で明らかにされたセキュリティ事情は、個々のユーザが抱く認識との大きなズレが際立つ結果となっている。

同レポートは、今年9月15日〜10月8日にかけて、18歳以上の194名のブロードバンドユーザおよび135名のダイヤルアップユーザを対象に、米国各地で実施された調査に基づき、インタビューに加えて、実際に自宅で利用中のPCのセキュリティ実態などを詳しくチェックする時間が取られた。インタビュー調査の段階では、約8割の回答者が、自分はインターネット上に潜む様々な危険から保護された、安全な環境でPCを使っているとの認識を示したという。

しかしながら、専門家が回答者のPCを調査したところ、約8割のユーザのPCから平均93個のスパイウェアが発見されたそうだ。また、スパイウェアに感染していたユーザのほぼ全員が、スパイウェアとは何かを知らず、自分でインストールした覚えが全くないにもかかわらず、これほど多く見つかることに驚きを隠せないとの反応を示したとされている。さらに、約2割のユーザのPCは、何らかのウイルスに感染している状態にあったという。

同レポートによると、回答者の53%はファイアウォールについての知識がなく、ファイアウォールを用いていないユーザは全体の67%に上っている。ファイアウォールとアンチウイルスソフトとの違いが理解できていない回答者も少なくなかったようだ。アンチウイルスソフトのインストール状況については、85%が何らかのソフトを利用していると答えたものの、過去1週間以内にアップデートを行っていないユーザが全体の67%を占めたという。ダイヤルアップユーザは、ブロードバンドユーザと比較して、ファイアウォールのインストール割合が著しく低いため、ウイルスやスパイウェアの感染率が高くなる傾向も見られているようだ。

NCSAでは、今月をサイバーセキュリティ意識の強化月間「National Cyber Security Awareness Month」に定めており、AOLのCTO(Chief Trust Officer)であるTatiana Gau氏は「問題の現状が明るみになった今、十分にセキュリティを確保してインターネットを楽しめるよう、消費者の意識を向上させる努力を強化しなければならない」とコメントした。

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