マイコミジャーナル

知りたい!を刺激する総合専門サイト


  1. エンタープライズ

  2. ニュース

XML-RPCのJava実装最新版 - Apache XML-RPC 2.0公開

2005/05/30

後藤大地

The Apache Web Services Projectは28日(米国時間)、Apache XML-RPCの最新版となるApache XML-RPC 2.0を公開した。前回のバージョンApache XML-RPC 1.2から、実に1年9カ月ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

Apache XML-RPCは、The Apache Software Foundationのもとで開発されているXML-RPCのJava実装。Apache License Version 2.0が適用されたオープンソースソフトウェアで、ServletとSSL拡張機能を備えている。ビルドにはAntが必要で、J2SE 1.2以降の環境で動作する。以前はHelma XML-PRCと呼ばれていたが、Apache XML-RPCと名称が変更された。パッケージ名が変更されているので、Helma XML-PRCからApache XML-RPC 2.0を導入する際にはパッケージ名を変更する必要がある。

バージョン1.2からの主な変更点は次のとおり。

  • ソースコードの多くの部分がリファクタリングされた
  • 軽量HTTP実装か、Jakarta Commons HTTP Clientのどちらかを選択できるようになった
  • アクティブなメンテナがついた

重要な点は、アクティブなメンテナがついたことだろう。Apache XML-RPCは1.2が公開されてから2年近く開発が停滞していた。アクティブなメンテナがついたことで、今後の開発が期待される。

XML-RPCは、XMLドキュメントをHTTPを経由して通信しリモートプロシージャコールを実現するための方法で、Java言語に限らずさまざまな言語で使用することができる。もともとanonymous RPCやSOAPの初期ドラフトに影響を受けて開発されたもの。

同様のリモートプロシージャコール技術にはCORBA、DCOM、SOAPなどがある。CORBAは分散型のオブジェクト指向アプリケーション向けの実装で、DCOMはCOMを同様の目的で拡張したようなもの。SOAPがXML-RPCに一番近い。SOAPはXML-RPCをベースに開発が行われたもので、XML-PRCと比べると多機能という特徴がある。ウェブサービスで使用されるリモートプロシージャコールとしてはSOAPが実質上標準になっているが、XML-PRCはSOAPに比べてシンプルであるため、現在でもblojsomなどのWeblogアプリケーションをはじめとして利用者は多い。


特別企画


注目サイト