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ThinkPad X41 TabletのThinkって?

2005/06/09

8日、レノボ・ジャパンは「ThinkPad X41 Tablet」を発表した。7月上旬より販売が開始され、同社オンラインショップでの価格は20万円台半ばとなる予定。X41 Tabletについて、Lenovo International Vice President, DevelopmentのJan Janick氏が「(元)大和のチームが設計・開発を担当、責任を持っている」とする。X41 Tabletの"Think"とはどういったところで実現されているのか、同日行われた発表会の模様から探ってみたい。

Tabletでも"Think"

レノボ・ジャパン常務執行役員製品開発研究所担当 小林正樹氏は「通常のタブレットに加えてThinkPad独自の使いやすさを加えた」とX41 Tabletを説明する。X41 Tabletは、ThinkPad X41をベースにタブレット機能を追加し、デジタイザにワコムのものを採用する。これまでのTablet PCに対するアドバンテージとして最初に挙げられたのは、小林氏が「広い視野角と野外でも使いやすい見やすさを実現した」とする液晶パネル。映り込みの低減などが図られているという。また、X41でも搭載されていた指紋センサーについてはタブレットの使用を考え、双方向の読み取りを実現している。さらにユーティリティソフトの対応により、通常は親指、タブレットでは人差し指といった使い方も可能だ。

Tabletとして手に持ったところ

こちらは通常のノートPCとしての使用形態。両方の使用法がサポートされている

タブレット搭載に併せて、タブレット以外でもいくつかのコンポーネントがX41より改良された。バッテリーは新開発のものを採用、タブレットモードでの握りの良さを考えて形状を最適化、ラバーによる滑り止めも施されている。また、手に持った際の方が熱に対して不快感を覚えやすいことから熱処理も強化しているという。

耐久性に関しても同社のトーチャーテストに新たに項目を追加、回転機構の加わったヒンジやタブレット画面を表にした場合の耐圧製などもテストされているという。

左利きのユーザを考慮し、右手にタブレットを持ったときに使いやすいような画面の回転をサポートする

バッテリーは手に持ちやすいような形状に最適化されている

タブレット機能はThinkPadの新たな付加価値

「タブレットのみならずThinkPadのイノベーションをお客様に簡単に使って頂く」。レノボ・ジャパン執行役員ブランド&マーケティング担当の荒川朋美氏はX41 Tabletの位置づけをこのように語った。X41 Tabletは、Tablet PCではあるが通常のノートPCとしても使用可能なようにキーボードなども備える。従来のThinkPadのクオリティをクリアした上で「タブレット機能はThinkPadの新たな付加価値として」(荒川氏)提供するということだ。ターゲットに関しても「タブレットの市場だけに売っていくものではない」(荒川氏)と、従来のThinkPad同様、限られた特定のビジネスシーンをターゲットとしたものではなく、通常のビジネスシーンを中心に幅広い層を想定しているとする。

「タブレット機能に関しては営業業務の客先でのプレゼンテーションなどフロント業務での使用で引き合いがあると考えている」と荒川氏。マイクロソフトのOneNoteなど、Tablet PC対応の進むオフィスアプリケーションでの使用を訴求したい考えだ。こういったアプリケーションについては「ソフトウェアについてはマイクロソフトからフィードバックをもらっているが、X41のために何か特定のものを作るなどということはない」(Janick氏)と、基本的にマイクロソフトなどから提供される既存のソフトウェアを利用するという。

IBMとレノボ - 進む統合

Janick氏は「IBMとレノボ(中国)のチームの統合は既に進んでいる」と述べる。荒川氏は今後、「大きな企業規模を持つレノボならではのスケールメリットを生かすことで、ThinkPadの低価格化も可能であれば進めたい」とする。その一方で「ThinkPadとしてのクオリティを落とすつもりはない」とも述べた。顧客満足度の向上は価格だけでは実現できないというIBMからの方針は変わらないようだ。

「"IBM"ではなく"Think"というブランドで認識されたい」と荒川氏は述べ、「要望があればIBMのロゴを付けないコンシューマ市場向けのThinkPadもあり得る」とする。Tabletという新たな価値をThinkPadに付与したレノボ、次はどのような"Think"バリューを提供してくれるのだろうか。

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