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Javaのコアクラスを扱うユーティリティ群 - Commons Lang 2.1公開

2005/06/14

杉山貴章

Jakarta Commonsプロジェクトチームは12日、Javaのコアクラスを扱うための追加コンポーネントであるCommons Lang 2.1をリリースした。2003年8月末に2.0がリリースされて以来、1年9カ月ぶりのリリースとなる。

Commons Langは、Javaに標準で付属するjava.langパッケージのための拡張機能を提供するユーティリティクラス群である。今回のリリースにおいては、主に以下のような変更が行われた。

  • プリミティブ型を可変型へラップするためのmutableパッケージの追加
  • enumパッケージの名前をenumsパッケージに変更(enum型と区別するため)
  • 時間フォーマットのためのDurationFormatUtilsクラスの追加
  • 文字コード処理のためのCharEncodingクラスの追加
  • char型のためのCharUtilsクラスの追加
  • 各種バグの修正

また、既存の各クラスにも主に以下のような変更が加えられている。

  • ArrayUtils : 配列をListのように扱うメソッドや、その他多数のメソッドの追加
  • ClassUtils : プリミティブ型をラッパクラス型に変換するメソッドの追加
  • StringUtils : 部分文字列の削除や文字列分割のためのメソッド等の追加
  • SystemUtils : システムプロパティを表す各種定数、およびシステムプロパティをFileオブジェクトとして取得するメソッドの追加
  • NumberUtils : 文字列から数値へ変換するための各種メソッドの追加
  • DateUtils : 日時比較のための各種メソッドの追加
  • FastDateFormat : 各種ファクトリメソッドおよびミリ秒を引数にとるformatメソッドの追加
  • StopWatch : スプリット・タイムのための各種メソッドの追加

ここに挙げた以外にも多くのクラスに修正が加わっている。今回のリリースで特に注目するべき点は、2.0リリースの後にJ2SEのバージョンが1.4から5.0にアップデートされていることである。J2SE 5.0ではJavaのコア部分についても非常に大きな変更が行われた。Commons Lang 2.1でもそれに対応するためにenumパッケージの名前が変更されている。そのほかにも5.0で追加されたクラスやメソッドに、Commons Langで提供されるものと同様の機能を持ったものがあるかもしれない。その場合、どちらを使用した方がより効果的か見極める必要がある。

J2SE 5.0になって、標準ライブラリでもコアクラスを扱うメソッドが拡張されている。しかし、コア部分であるだけに実用上はまだまだ不十分な点は否めない。Commons Langのようなサードパーティによるユーティリティの利用は重要な選択肢の一つと言えるだろう。


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