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Javaソースコードの静的解析ツール Lint4j 0.8.2公開

2005/06/16

杉山貴章

Lint4jプロジェクトは12日、Java言語用ソースコード解析ツールであるLint4jのバージョン0.8.2を公開した。Lint4jを使用すれば、Javaプログラムのソースコードを静的に解析し、あらかじめ問題の発生しそうな個所などを発見することが出来る。

Lint4jで検査される項目は、単純な文法上の誤りをはじめとして、パフォーマンス、スケーラビリティ、コード可搬性、排他スレッド問題、シリアライズやデータフロー問題など多岐に渡る。また、バグが発生しやすいとされるコード記述や、Stringオブジェクトに対する==比較のような一般にありがちなミスなども検出される。プラットフォームに依存する機能を使用している部分や、ガーベジコレクションが発生する可能性のある部分などもチェックできる。

Lint4jが警告する内容はコンパイル上のエラーとは異なるため、必ずしも修正が必要となるものばかりではない。しかしこれらの警告によって、開発者はテストケースを作成する前にアプリケーションのパフォーマンスや脆弱性を把握することができる。コードの改善が必要な個所やテスト工程で重視すべき個所が明らかになるわけである。

今回のリリースでは、バージョン0.8.1に対して検査項目として以下の2点が追加されている。

  • スーパークラスですでに実装しているインタフェースの再実装
  • 親インタフェースで宣言されているメソッドの再宣言

また0.8以降のリリースではAntやMavenなどのサポート機能の強化も積極的に行われている。これらの機能強化によりAntHillなどのビルド管理ツールとの連携がより容易になった。実際のプロジェクトでは定期的なコードチェックが必要になるため、このようなビルドツールとの連携は重要な要素といえる。

Lint4jのようなJavaコードの静的解析ツールには、他にJlintやFindBugsなどがあり、アプリケーションの性能改善や開発効率の向上を手助けするツールとして注目されている。

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