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JXTAベースのP2Pアプリケーション作成ツール - P2P Sockets 1.2公開

2005/08/16

杉山貴章

The P2P Socketsプロジェクトは11日(現地時間)、P2P Socketsの最新版であるバージョン1.2を公開した。P2PSocetsは、JXTAベースのP2P(Peer-to-Peer)アプリケーションを容易に作成するためのツールである。JXTAはSun Microsystemsによって開発されたP2PアプリケーションのためのJavaベースのフレームワークで、P2Pネットワーク上での情報検索機能やセキュリティ確保のための機能などを提供する。

P2P Socketsは、Javaのコアライブラリであるjava.net.Socket、java.net.ServerSocketおよびjava.net.InetAddressの、JXTAネットワークに対応した実装を提供する。これによってP2P特有の手続きを意識することなく、あたかも通常のソケット間通信プログラムを作成する感覚でP2Pアプリケーションを開発することが可能になる。JXTAではピアがNATやファイアウォールの向こう側にある場合でも、それを通り抜けてアクセスできるというメリットがある。したがってP2P Socketsを利用すれば、NAT/ファイアウォール越しのサーバ-クライアント通信も容易に実現可能である。

今回のリリースでは、主に次のような変更が加えられた。

  • 速度と信頼性の大幅な改善
  • P2PNetwork.signin()メソッドの引数としてPeerGouupeオブジェクトを追加
  • P2PNetwork.getPeerGroup()メソッドの追加
  • P2PNetwork.getNetPeerGroup()メソッドを非推奨に
  • 多数のバグの修正

P2P SocketsにはP2Pアプリケーションのためのライブラリだけでなく、ウェブサーバ(Jetty)やサーブレット/JSPエンジン(Jasper)、XML-RPCクライアントおよびサーバ(Apache XML-RPC)、HTTP1.1クライアント(Apache Commons HTTP-Client)、既存のブラウザからP2Pネットワーク上のウェブサイトへアクセスできるようにするためのゲートウェイ(Smart Cache)など、様々なコンテンツが含まれている。JXTA自身がすでにシンプルな構成のP2P技術であるが、P2P Socketsを利用することでより手軽にP2Pアプリケーションを開発することができるようになる。

P2P SocketsはJXTA本体と同じくThe Sun Project JXTA Software Licenseによって公開されている。これはApacheソフトウェア・ライセンス 1.1を基にして作成されたオープンソースライセンスである。

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