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改良小型ジェット機に、NASAのロケットエンジンを搭載して、宇宙旅行実現へ!

2006/01/25

湯木進悟

米Rocketplaneは、同社が開発を進める宇宙船「Rocketplane XP」において、米航空宇宙局(NASA)から供与されるロケットエンジン「RS-88」を採用することを正式に発表した。早ければ来年中には、開発を完了したRocketplane XPを用いて、弾道宇宙旅行が実現する予定になっている。

Rocketplane XPは、カナダのBombardierのビジネスジェット機「Learjet」シリーズを改良した小型飛行機のデザインに仕上げられるという。普通の旅客機のように空港の滑走路から旅立ち、無重力を体験できる宇宙空間を数分間飛行した後、約1時間後には再び同じ空港に戻ってくるスタイルの、手軽な宇宙旅行の提供が目指されており、1週間以内に同じ機体を用いて繰り返し弾道宇宙飛行が行える「RLV」(Reusable Launch Vehicle)の完成が目標に掲げられている。

Rocketplane XPのベースとなった、ビジネスジェット機「Learjet」シリーズ

同社は今回、米国テキサス州ヒューストンにあるNASAのジョンソン宇宙センター(JSC: Johnson Space Center)と、RS-88の利用に関して「Space Act Agreement」の締結に至ったとしており、Rocketplane XPの開発テストにRS-88を用い、NASAに対しては、得られた技術情報の提供などが行われるという。Rocketplane XPは、ジェットエンジンで空港から離陸した後に、高度18,000フィート(約5,490メートル)から30,000フィート(約9,140メートル)の時点でRS-88に点火して、高度100キロメートルの宇宙空間を目指して急上昇することになるとされている。

すでにNASAは、2003年にRS-88のテスト運用に成功したと紹介されており、Rocketplaneへの提供は、民間企業とのパートナーシップで技術開発を進めるプログラムの一環を成しているという。JSC技術転用部門のHelen Lane氏は「今回のように民間セクターとの提携を行って、新たなビジネスチャンスを開いていく機会を、NASAは積極的に求めている。NASAで進められた研究開発が、できるだけ社会に多くの恩恵をもたらすものとなるように努めていきたい」と語っている。

すでにNASAは、2003年の時点でRS-88のテストに成功している

RocketplaneのEngineering Systems & Analysis部門副社長となるBob Seto氏は「NASAに加えて、米連邦航空局(FAA: Federal Aviation Administration)や各政府機関のサポートのもとに、RS-88のような実証された技術を活用しつつ、安全で低価格な宇宙旅行を実現するRLVの開発を進めていきたい」とコメントした。

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