宇宙から見た富士山の3D画像! - JAXA、衛星「だいち」の取得画像を初公開
2006/02/16
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、1月24日に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」が取得した観測画像を公開した。搭載した「パンクロマチック立体視センサー(PRISM)」によるもの。冠雪した富士山や清水港付近の鮮明な画像が公開されている。
PRISMは、「だいち」に搭載された3つの観測センサーのうちの1つ。3組の光学系を備えており、衛星の進行方向に対して、前方、直下、後方の画像を同時に取得。単なる「画像」としてだけではなく、標高データも高精度に取得することが可能となっている。地上分解能は2.5mだ。
今回公開されたPRISMの画像は、初期機能確認試験の一環として、地球観測センター(埼玉県比企郡鳩山町)で受信されたもの。14日午前10時30分頃に撮影された画像で、富士山と清水港(静岡県静岡市)付近の様子が写し出されている。
![]() |
|
PRISMが観測した画像を元に、鳥瞰図にした富士山(高さ方向を2倍に強調)。手前が甲府盆地で、詳細な町並みを見ることができる。山頂へと続く富士スバルラインもしっかりわかる(提供:JAXA / 2.06MB) |
ちなみに、「だいち」が投入された軌道は「太陽同期準回帰軌道」と呼ばれるもので、「太陽同期」という名称が表しているように、軌道面と太陽方向の相対関係が常に一定になる。地球の公転に同期して、衛星の軌道面も1年に1回転しており、地表には常時同じ角度から太陽光が当たることになるので、「だいち」のような地球観測衛星ではよく使用される軌道だ。
「だいち」は午前10時33分に打ち上げられており、上空を通過するのも大体その時間帯になる(実際には「準回帰軌道」とあるように、同一地点の上空を通過するのは46日ごとになる。これを「回帰日数」という)。この時間を狙って外に出て、2.5m以上のものを何か用意すれば、「だいち」の画像に映ることができるかも?
![]() |
|
PRISMの直下視カメラが撮影した清水港付近の画像。JR東海道線・清水駅駅舎や住宅街の詳細な様子が写し出されている。港に停泊する船舶、道路を走る自動車なども識別できる(提供:JAXA / 784KB) |
関連記事
- JAXA、H-IIAロケット8号機の打ち上げに成功 - ただし9号機は遅れる可能性も[2006/1/25]
- JAXA、H-IIAロケット8/9号機の詳細を説明 - 長ノズルの採用で能力が向上[2006/1/17]
関連サイト
ヘッドライン
- Google「Buzz」発表 - 不要な情報が入り込まないソーシャルサービス[10:27 2/10]Webサービス
- Googleマップに東京地下鉄の時刻表チェック機能[07:00 2/10]Webサービス
- 【コラム】シリコンバレー101 第353回 iPadとChrome OSが直面する"ネットブックにもWindows"の壁[07:00 2/10]ネットの今
- ソーシャルアプリ開発支援フォーラム発足 - アドウェイズ・ngi groupら[18:03 2/9]Webサービス
- アニメ無断上映のネットカフェ店長を逮捕 - 千葉県警[16:04 2/9]ネットの今
- シールプリント機がSNS「mixi」と連動 - バンダイナムコゲームス[15:26 2/9]Webサービス
- Google、Gmailにソーシャル機能追加か[13:29 2/9]Webサービス
- 中国政府がハッカー養成サイトを閉鎖、メンバー3名を逮捕[07:00 2/9]ネットの今
- Google、中国の酷似サイト「Goojje」に警告[07:00 2/9]ネットの今
- VISAを騙るスパムが発生中 - フィッシング対策協議会が緊急告知[20:29 2/8]ネットの今










