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米MS、WMP11のベータ提供開始 - 「URGE」と共にiTMSを追撃

2006/05/18

Yoichi Yamashita

米Microsoftと米MTV Networksは5月17日(現地時間)、Microsoftのメディアプレーヤーソフトの最新版「Windows Media Player 11」(以下WMP11)と対応するデジタル音楽サービス「URGE」のベータ提供開始を発表した。

Windows Vista世代のメディアプレーヤーとなるWMP11では、プレーヤーとしての機能強化以上に、ユーザーがデジタルコンテンツや対応サービスを楽しむための改良に力が注がれた。インタフェースは、よりシンプルになり、ビジュアルが多用されている。ユーザーは機能を示すアイコンやアルバムアートなどを見ながら、直感的に操作・ブラウズできる。ライブラリは、音楽モード、写真モードという様に、メディアのタイプごとにカテゴリービューが切り替わるようになった。また入力するごとに検索結果が絞り込まれるインスタントサーチ機能を備える。

機能アイコンが直感的な操作をサポートする

撮影日やキーワードなどのカテゴリービューを備える写真モード

ポータブル音楽プレーヤーやポータブルメディアセンターなど、対応デバイスとの連携向上も強化点の1つだ。著作権保護されたコンテンツをよりスムーズに同期できるようになり、シャッフルやリバースなどのオプションが加わった。デバイスやサービスの対応を認定するPlaysForSureプログラムも、WMP11を搭載したWindows XPパソコンとの接続などを加えた広範な条件にアップデートされた。WMP11のベータ提供開始に合わせてiRiverが、アップデートされたPlaysForSureに対応するポータブル音楽プレーヤー「Clix」を発表している。容量は2GB。WMP11の使い勝手をポータブルプレーヤーでも体験できる新しいインタフェースを採用しているという。価格は199.99ドルで、米国では17日(現地時間)から発売されている。

WMP11と同時にベータサービスが始まったURGEは、MicrosoftとMTV Networksの提携から誕生したデジタル音楽サービスである。WMP11にURGE用の拡張機能を追加すると、その一部であるかのように統合された状態でURGEを利用できる。

WMP11に統合されたデジタル音楽サービス「URGE」

URGE以外にも様々なサービスを利用できるのがWMP11の魅力

URGEでは、サブスクリプション形式のサービスとダウンロード販売の2種類のサービスを用意している。ビジネスモデルはNapsterやYahoo! Musicと同じだが、音楽業界に強い影響力を持つMTV Networksの音楽情報ハブとなっているのが特徴だ。MTV、VH1、CMTなどのチャンネル、URGE独自の豊富なプレイリスト、音楽フィード、音楽ブログなどが利用できる。また約130のネットラジオ番組も組み込まれている。

URGEでは、WMP11のインタフェースを基本に、テキストではなく、ジャケットでアルバムが表示されるためブラウズしやすい

WMP11は入力するごとに結果が絞り込まれるインスタントサーチ機能を搭載する。たとえばURGEで「ryui」と入力するだけで、坂本龍一のアルバムだけに

URGEはべータ段階だが、500以上のプレイリストを用意

ボサノバのプレイリストを開いたところ。自動的に詳細ビューに切り替わる

デジタル音楽の分野では、Appleが、ポータブル音楽プレーヤー(iPod)、メディアプレーヤー(iTunes)、デジタルコンテンツサービス(iTunes Music Store)による統合的なソリューションで成功を収めている。MicrosoftもWMP11では、メディアプレーヤーを単独でリリースするのではなく、対応サービスのURGEや対応デバイスのClixと共に示して、垂直型のソリューションを強くアピールしている。実際、サービスやデバイスとの連携という点では操作性が大きく向上しており、消費者の反応が注目されるところだ。

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