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インテルがCore 2シリーズ正式発表 - 発表会で製品詳細を解説、G965の姿も

2006/07/27

既報のとおり、インテルは27日、LGA 775パッケージのデスクトップPC向けのインテル Core 2 Duo / Core 2 Extremeおよび、478pin Micro-FCPGA・479ball Micro-FCBGAパッケージのノートブックPC向けCore 2 Duoを正式発表。同日、都内で発表会を開催した。

Conroe(左)とMerom(右)。発表会に併設のショーケースにて

満を持して登場したCore 2 Duo / Core 2 Extreme

Core 2シリーズは、高い性能と電力効率が特徴とされるCore マイクロアーキテクチャに基づき、同社65nmプロセスルールで製造されるデュアルコア・プロセッサで、それぞれ「Conroe」「Merom」の開発コードネームで知られていた。コアのダイサイズは143平方mm、総トランジスタ数は2億9,100万個。省電力機能のEIST(Enhanced Intel Speedstep Technology)や、64ビット拡張機能のインテル 64のほか、各種の新機能を搭載している。

プロセッサ製品のラインナップと価格は、デスクトップPC向けが、Core 2 Extreme X6800(2.93GHz / 115,900円)、Core 2 Duo E6700(2.67GHz / 61,490円)、同E6600(2.40GHz / 36,660円)、同E6400(2.13GHz / 25,990円)、同E6300(1.86GHz / 21,230円)。ノートブックPC向けは価格が非公開(8月後半公開予定)とされたが、Core 2 Duo T7600(2.33GHz)、同T7400(2.16GHz)、同T7200(2.00GHz)、同T5600(1.83GHz)、同T5500(1.66GHz)。

デスクトップPC向け ※価格は全て1,000個オーダー時の1個当たり価格
製品名 動作クロック FSB L2キャッシュ TDP VT インテル64 価格
Core 2 Extreme X6800 2.93GHz 1066MHz 4MB 75W 115,900円
Core 2 Duo E6700 2.67GHz 1066MHz 4MB 65W 61,490円
Core 2 Duo E6600 2.40GHz 1066MHz 4MB 65W 36,660円
Core 2 Duo E6400 2.13GHz 1066MHz 2MB 65W 25,990円
Core 2 Duo E6300 1.86GHz 1066MHz 2MB 65W 21,230円
ノートブックPC向け
製品名 動作クロック FSB L2キャッシュ TDP VT インテル 64 動作電圧
Core 2 Duo T7600 2.33GHz 667MHz 4MB 34W 1.0375-1.3V
Core 2 Duo T7400 2.16GHz 667MHz 4MB 34W 1.0375-1.3V
Core 2 Duo T7200 2.00GHz 667MHz 4MB 34W 1.0375-1.3V
Core 2 Duo T5600 1.83GHz 667MHz 2MB 34W 1.0375-1.3V
Core 2 Duo T5500 1.66GHz 667MHz 2MB 34W - 1.0375-1.3V

Core 2 Duo / Extremeの新機能は、

  • インテル ワイド・ダイナミック・エクゼキューション

最大4命令/Clock(前世代では最大3命令/Clock)のワイドパイプを備え、マクロフュージョンにより一般的な命令のペアを結合、命令数の削減を行なうなどしている。なお、各コアの実行パイプラインの段数は14段。

  • インテル スマート・メモリー・アクセス

メモリーアクセスの待ち時間を隠蔽し、データ帯域幅を最適化することでシステム性能を高めるという機能。メモリーアクセスで、ロード / ストア命令をOut-of-Orderで実行可能にしたものだという。

  • インテル アドバンスド・スマート・キャッシュ

各コアごとの独立型ではなく、共有型のL2キャッシュを搭載したことで、メモリとのデータ転送を最小限にし、消費電力を削減。一方のコアが動作していない状態でも、もう一方のコアがL2キャッシュの全帯域を利用できる利点もあるとされる。また、L1キャッシュとの帯域幅を従来製品の2倍に向上させた。

  • インテル アドバンスト・デジタル・メディア・ブースト

マルチメディアや画像アプリケーションで多用する命令(SSE: ストリーミングSIMD拡張命令)の実行速度をこれまでの2倍に高速化する。従来のSSEユニットは128bit幅の命令を2サイクル(1サイクルで64bit)で処理していたが、これを1サイクルで128bit処理できるようにした。

  • インテル 64

32ビットアーキテクチャのIA-32を拡張することで、広大なメモリ空間へのアクセスなどを可能にする64ビット・コンピューティングに対応する技術。同社によれば、EM64Tの名称を変更したもので、同一の技術という説明だった。

というもの。ほか、Merom New InstructionもしくはSSE4と呼ばれていたいくつかの拡張命令が追加されている。

そして、上記に加えてノートブックPC向けのCore 2 Duoに特有の新機能とされたのが、以下の3機能だ。

  • インテル ダイナミック・パワー・コーディネーション

各コアごとに、EISTとCステート間の移行を独立して制御可能にし、省電力化を図る。

  • インテル ダイナミック・バス・パーキング

プロセッサが低周波数モードに移行した時に、チップセットへの電力供給を抑制。プラットフォーム全体の消費電力を削減し、バッテリー接続時間を向上する。

  • ダイナミック・キャッシュ・サイジング機能を備えた拡張版インテル ディーパー・スリープ

CPUの動作電圧を下げられるよう、未使用時にキャッシュ内のデータをメモリに退避させ、省電力を実現する。

Core 2を解説したインテル マーケティング本部本部長の阿部剛士氏

Core 2を搭載したシステムは、東芝、富士通、エプソンダイレクト、NEC、パナソニック、ソニー、日立製作所、レノボ・ジャパン、デル、日本ヒューレット・パッカードといった各社が製品化を計画しており、デスクトップPCは8月初め、ノートブックPCは8月下旬から順次販売される予定。

気になる自作PC向けの単体販売だが、秋葉原のPCショップでは27日時点でCore 2 Extremeの販売開始が確認されたほか、デスクトップ向けのCore 2 Duoに関しても8月上旬には店頭販売が始まる見込み。

965チップセットファミリーにグラフィック内蔵のG965

インテルは今回、Core 2 Duoをサポートするチップセット製品についても新たな発表を行なった。965チップセットファミリーの新ラインナップとして、デジタルホーム向けにグラフィックス機能を統合した「インテル G965 Express チップセット」(開発コード名: Bridge Creek)が正式に登場した。従来製品から大きく向上したというグラフィックス機能が最大の特徴だ。

以前から存在自体は伝えられていたG965が正式に発表された

主な仕様は、対応FSBが1066 / 800 / 533MHzで、PCI Express x16インタフェースや2chのDDR2対応メモリチャンネルを備え、HDMIのサポートなどデジタルホーム向けの各種機能を搭載する。統合グラフィックスはGraphics Media Accelerator X3000(GMA X3000)で、コアクロックは667MHz、Vertex Shaderをハードウェア実装する。DirectX 9.0cに対応し、Vertex / Pixel Shader Modelは3.0、OpenGLは1.5。MicrosoftのWindows Vista(Premium)をサポートする。

G965のブロック図

大事なのは全体の活性化 - 吉田和正共同社長

インテル代表取締役共同社長の吉田和正氏は発表会の壇上、Core 2シリーズの登場を「1993年のPentium登場以来の革新」だとアピールした。そして同社は今後も、これまで同様の高性能コンピューティングのニーズに応えつつも、電力効率の向上や、新たな価値の創造を行なうのだと説明。最後に、技術革新によりPC業界全体の発展に全力を尽くしたいと、その意気込みを語っていた。

Core 2を手にする吉田共同社長。Core 2登場はPentium登場以来の革新だという

ゲストとして招かれたスクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏。充分なマシンパワーが生み出す高いクオリティが、リッチなユーザー体験に繋がるとし、Core 2の発表を歓迎

東芝執行役上席常務の能仲久嗣氏。今回の発表について「ユーザーに驚きと感動を与えるノートPCを提供する」コメントを寄せる。Core 2を搭載する同社のノートPCにも注目が集まる

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