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京商、2足歩行ロボットによる陸上競技大会を発表 - ロボットは1体14万7千円

2006/08/04

大塚実

京商は3日、2足歩行ロボット「マノイ」を用いた新たな競技大会を、12月10日に開催すると発表した。会場は、今年2月にオープンしたばかりの表参道ヒルズ・多目的スペース「O」。第1回大会では、5m走のタイムトライアル競技と2分間のデモンストレーション競技の2種目が実施される。マノイは9月下旬より順次発売される予定。

「マノイAT01」(中央・左)と「同PF01」(右)

「KYOSHOアスリートヒューマノイドカップ」と名付けられたこの競技大会は、無線・自律の2クラスからなるアスリート種目と、2分間のフリーデモンストレーションを行うパフォーマンス種目から構成される。同社はこの大会を継続的に開催する意向で、格闘技のROBO-ONE、サッカーのロボカップに続く、定番ロボットイベントになるかもしれない。

使用機体となるマノイは、同社が昨年秋に発表した1/5スケールのヒューマノイドロボットだ。機動性を追求した「AT01」と、人間らしい動きを目指した「PF01」の2タイプが用意されており、それぞれどちらの種目に参加することもできるが、スペックはモデル名の通り、AT01がアスリート向け、PF01がパフォーマンス向けとなる。

どちらも自由度は17で、アクチュエータは近藤科学製の「KRS-4024S HV」を採用。コントロールボードとソフトウェアも「RCB-3」と「HeartToHeart3」という組み合わせで、同社の2足歩行ロボット「KHR-2HV」と同様の教示機能が利用できる。教示機能では、ロボットを使ってポーズを作り、それをPCに取り込んでモーションを作成することが可能となっている。

アスリート種目では当初は5m走が行われるが、将来的には、人間での100m走に相当する20m走にまで延長していく。京商の鈴木明久・代表取締役会長は「夢はマラソンくらいの距離、つまり(1/5スケールで)8kmくらいの競技もできると思っている」と話す。また当初は国内大会のみだが、"世界大会"を考えているということも明らかにされた。

京商の鈴木明久・代表取締役会長(右)と鈴木正之・代表取締役社長(左)

記者会見では、実際に5m走タイムトライアルのデモも行われた

大会に参加できる機体はマノイシリーズのみだが、レギュレーションの範囲内でカスタマイズは認められる。

記者会見の際に行われたデモでは、AT01に開発アドバイザーとして協力している「ダイナマイザー」の杉浦ファミリー、「ヨコヅナグレート不知火」のDr.GIY氏によるマノイが対決。結果は1勝1敗となったが、ダイナマイザーカラーのマノイは音声合成機能を持たせるなど、ROBO-ONE常連らしい改造が施されていた。ちなみにDr.GIY氏はネコ耳、杉浦ファミリーはフルカラーLEDを目に入れる計画があるとか。

動画
5m走タイムトライアルのデモ。1回目はDr.GIY氏、2回目は杉浦ファミリーが勝利したが、両者とも転倒なしにゴールすることはできなかった

この日のデモでは、両者ともに40秒以上かかってのゴールとなったが、転倒がなければ30秒を切る程度だという。杉浦氏によれば「スペシャルパーツを使えば10秒台は確実」ということで、このあたりのタイムが1つの目安となりそうだ。

AT01・PF01とも組み立てキットとしての販売で、それぞれ9月下旬、11月下旬の発売予定。価格は、AT01が147,000円、PF01は未定。店頭での販売は九十九電機でのみ行われる予定で、そのほかはWeb通販となる。

主な仕様

モデル AT01 PF01
自由度 17
アクチュエータ KRS-4024S HV
制御ボード RCB-3
全高 340mm 400mm
重量 約1.41kg 約2.2kg
腕の長さ 155mm 135mm
脚の長さ 230mm 205mm
足裏の長さ 100mm

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