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今度の派遣さんはロボット? テムザック、人材派遣会社に中型ロボット導入

2006/11/21

大塚実

人材総合サービス業のユビキタス・エクスチェンジは21日、テムザックが開発した中型サービスロボットを導入し、新たにロボットを用いた派遣・紹介サービス事業を開始したと発表した。導入されたロボットは「ユビコ」と命名され、今後、オフィスや販売店など向けに"派遣"されることになる。

派遣ロボットの「ユビコ」。同社の受付として"出勤"することもあるという

「ユビコ(ubiko)」は、大きさ約63(W)×80(D)×113(H)cm、重量約100kgの中型サービスロボット。10月、会津中央病院(福島県会津若松市)に導入されたロボット2体に形状が似ているが、ユビコはプロジェクタを頭部に搭載する反面、タッチパネルは省略されており、ちょうど受付ロボットと案内ロボットの中間のような構成となっている。導入コストは約3,000万円。

「ユビコ」のハードウェア構成。汎用だが、基本的には受付向けの仕様

こちらは会津中央病院に納入された受付ロボット(左)と案内ロボット(右)

主な機能は、(1)頭部のプロジェクタを使ったDVD再生、(2)音声認識による対話、(3)カメラの映像を見ながらの遠隔操作、(4)経路をプログラミングしての自動走行、など。自由度は頭部2、腕部2×2、走行2の合計8軸で、車輪駆動により約1.5km/hの速度で移動することができる(最大速度は約3km/h)。リチウムイオンバッテリで最大約5時間の駆動が可能だ。

頭部には2自由度があるので、プロジェクタを投影しながら向きを変えるような芸当も

アームの上下動も可能となっている。イベントでプレゼントを渡すようなことにも使える

派遣料金は2時間で10万5千円から(交通費、オペレータ費、プログラム費等は別途)。同社の営業担当が詳細を伺い、個別に見積もりを提示する。ロボットの"レンタル"ではなく"派遣"なのは、同社がユビコを"社員"として捉えているためで、今回のビジネスについてもあくまで派遣ビジネスと考えているのだという。

実際の利用例としては、同社は一般企業での受付、店舗での販売促進、イベント・展示会でのPR業務などに加え、介護、教育機関、医療機関、警備なども想定。当初は1台のみで開始するが、今後需要を見て台数を増やすことも検討する。また派遣事業と同時に、ノウハウを活かして代理店的な紹介事業も展開(ロボットの納期は4カ月程度とのこと)。派遣・紹介を合わせて、初年度で約1億円、3年目には約3億円の売り上げを目指すという。

活用例1・企業の受付

活用例2・店舗での販売促進

「人材派遣は、残業や病気など諸問題が解決されないままになっている業界。人対人ではなかなか解決できない問題を、ロボットが解決できればいいということで導入した」とはユビキタス・エクスチェンジの代表取締役社長 枝根英治氏。ユビコの初めての派遣としては、12月2〜3日と9〜10日の両週末に、中央自動車工業が運営する静岡県内の携帯電話ショップに行くことがすでに決まっているという。

ユビキタス・エクスチェンジの代表取締役社長 枝根英治氏


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