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秋葉原でVistaのユーザーイベントが開催 - MS森氏、「ぜひAeroはオンに」

2006/11/28

大塚実

開発の完了がアナウンスされ、いよいよ発売を待つのみとなったマイクロソフトの次期OS「Windows Vista」。一般向けの発売は年明けの1月30日となるが、それに先駆けて25日・26日の両日、カフェソラーレ秋葉原店にてユーザーイベント「Windows Vista マニアックス」が開催された。

会場となったカフェソラーレ秋葉原店。アキバのイベントとしては定番のスポット

Vistaに関するプレゼンは立ち見も出るほどの盛況ぶり。ユーザーの注目も高いようだ

これまで、Vistaについては様々な情報が明らかになっているが、秋葉原という場所柄もあってか、今回のイベントでは、自作ユーザーを意識した内容のプレゼンが行われた。マイクロソフトからの説明者は、Windows本部コンシューマWindows製品部シニアプロダクトマネージャの森洋孝氏。内容自体は、21日に行われた報道向け説明会の抜粋ということだったが、改めてここで簡単に紹介したい。

まずVistaのライセンス条項について、当初、他のPCへの移管(元のPCでアンインストールし、新しいPCにインストールし直すこと)は1回までに制限されるという話があったが、「フィードバックもあった結果、XPと同じく回数についての制限はなくなった」と説明。またライセンス認証(アクティべーション)もXPと同様で、「ライセンスに沿っている限りは何千回でもできる」とし、自作ユーザーの懸念の払拭に努めた。

ライセンスに関しては、XPと同様となった

エディションは4種類が用意される

多くの人にとって、Vistaの新機能と言ってまず思い浮かぶのは、新しいユーザーインタフェースである「Aero」だろう。「Home Basic」以外の3つのエディションに入っているこの機能だが、「ウィンドウが透けて何のメリットがあるのか? と良く聞かれる」と森氏。確かに一見、これは重いだけの処理に見えるが、しかし実際は「Aeroを有効にした方が、デスクトップ描画のパフォーマンスは格段に上がる」のだという。

ウィンドウをドラッグしてグリグリ動かしてみるデモでは、Aeroオン時にはCPU負荷が15%程度だったのに対し、オフ時には60%くらいまで上がってしまった。これは、オフ時には前面のウィンドウに隠れていた部分の再描画がいちいち発生するためで、森氏によると、「Vistaの要件を満たすPCであれば、XPよりもVistaにした方が描画は早いくらい」なのだという。「ぜひAeroはオンにしてお使い下さい」と、見た目の良さだけではない点をアピールした。

ウィンドウをグリグリ。Aeroがオンだと15%程度のCPU負荷

これをオフにしてみると、急にCPU負荷が上がってしまう

どの程度快適に動くかの指標として、Vistaには新たに「Windows エクスペリエンス インデックス」が導入される。これはそのパソコンの性能を数値化したもので、CPU、メモリ、グラフィックなど5項目の中の最低点が表示される。性能上のボトルネックが分かりやすいほか、市販ソフトが動作条件として「○点以上が必要」と記載することで、購入時の参考にもなるわけだ。

スコアは5項目の最低点となっており、ボトルネックが分かる仕組み

ちなみに会場には、NVIDIA GeForce 8800 GTXを搭載するシステムが展示されていたが、このグラフィックのスコアは5.9点となっていた。森氏によると、これは現状の"最高点"とのことで、今後、技術動向によっては上限を上げることもあるという。ちなみにVistaが動作する最低点は1点で、「快適に楽しむには3点以上を推奨したい」とのこと。

個人的に注目したいのは、サブディスプレイを実現する「Windows Sideshow」だ。ノートPCを閉じた状態でも新着メールを確認したり、RSSリーダーで最新ニュースを表示したりできるもので、対応ハードウェアが必要となるものの、森氏はASUSのプロトタイプを取り出して、各メーカーと協議を進めていることを明らかにした。

ASUSのプロトタイプ。ノートPCの背面にサブディスプレイが埋め込まれている

ノートPCユーザーには、USBメモリ等を活用してシステムを高速化できる「Ready Boost」も注目

このイベントは、Vistaに関する情報交換やユーザー同士の交流を目的としたWEBサイト「Vistaマニア」が25日に正式オープンしたことを受けて開催されたもの。Windows XP Media Center Editionにおける「MCE-Forum」、Windows XP Professional x64 Editionにおける「64bit-Forum」と同様の位置付けのサイトで、今後、Vista用のベンチマークソフト等も公開される予定だ。

ASUSはVista対応のマザーボードを展示していたほか、対応リストも配布していた

MSIはM/BやノートベアPCを展示。これにはVistaのRC2がインストールされていた

NVIDIAの展示。GeForce 8800 GTXとCore 2 Extreme QX6700の構成

グラフィックに関する点数はどちらも最高点の5.9点

GIGABYTEは自社製M/BとVGAで

ショップブランドPCの展示も

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