SBM、新料金「ホワイトプラン」発表 - 付帯事項が一切無いシンプルな体系に
2007/01/05
ソフトバンクモバイルは、新たな料金プランとして、月額基本使用料980円の「ホワイトプラン」を、1月16日から開始すると発表した。既存のソフトバンクモバイルユーザーに対しては、1月11日から先行受付を行う。
ソフトバンクモバイルの孫正義社長は、「※印の付帯事項を一切無くし、誰もがわかりやすいものとした。多くの人にとって最適なプランとなる」と位置づけた。
同社では、1月15日までを「予想外割」の加入期限としていたが、これを終了する一方で、ゴールドプランおよびプループラン、オレンジプランを継続。新たにホワイトプランを追加する。
ホワイトプランでは、月額基本使用料を980円、ソフトバンク同士の通話は午前1時から午後9時までは無料、これ以外の時間帯のソフトバンク同士の通話、および他社との通話(終日)の料金は、30秒ごとに21円とした。また、ソフトバンクの携帯電話同士のメールは無料となっている。
「30秒21円という料金は、競合他社の料金プランで提供されているSSプランの料金と同じ。他社は終日30秒21円であり、当社は、午前1時から午後9時まで無料である分だけメリットがある」とした。
ゴールドプランでは、午後9時以降、午前1時までの通話に関しては、月200分の無料通話分が提供されていたが、ホワイトプランではこれがない。
孫正義社長は、「ゴールドプランは、これまで100万弱の加入があったが、多くの人が数十分の下の方の通話時間に留まっており、使い切る人はほとんどいない。一方で、ほとんど使わないのに、月額基本料が高いという人にとっては、ホワイトプランは大きな魅力となる。不特定多数の人に多くの電話をかけるセールスのような人には、最適とはいえないかもしれないが、平均的な使い方をしている人にとっては、最も魅力的な料金プランだろう」と自信を見せた。
端末機器に関しては、実費で購入するという選択肢のほか、スーパーボーナスを利用することも可能。また、すでにソフトバンクモバイルの端末を所有している場合にはそれを利用したり、家族が使わなくなった端末機などを利用することも可能。「ゴールドプランを契約したばかりのユーザーも、ペナルティなしでホワイトプランに移行することができる」(孫社長)という。実費での購入では、高級機種の場合などには5〜6万円程度するものもあるという。
なお、ゴールドプランで提供されてきた基本料金2カ月無料については、「これはスーパーボーナス制度に付帯していたサービス。予想外割ではスーパーボーナスの契約が必須となっており、結果として2カ月間の基本料金が無料となっていた」と説明。オプションで用意されているスーパーボーナスを活用すれば、これが利用できることを示した。
今回の会見で孫社長が訴えていたのが、料金プランがシンプルであるという点。
会見の説明には、プレゼンテーション資料1枚だけを使用。さらに、孫社長の説明時間は、わずか8分程度に押さえ、約1時間を質疑応答に費やしたのも、シンプルさを訴えることを狙ったものといえる。
「私は社内に向けて、冗談で、パン食主義だといっている。※印でずいぶん苦労して、米アレルギーになったからだ(笑)。今回の料金プランはとにかくわかりやすいことを心がけた。30秒21円の料金に関しても、ホワイトプランか苦手とする不特定多数の人に使っていただくために、料金を引き下げるオプションを用意することも検討した。だが、スタート時点ではとにかくシンプルにし、付帯項目を無くすことを優先した」と説明する。
また、「どの料金プランが自分にあっているのかを窓口で相談するのに30分程度かかっている。ホワイトプランでは、多くの人に最適であることを考慮したものであり、相談時間を短くできるメリットもある」などとした。
孫社長は、「正真正銘のシンプルな料金体系。別の付帯事項によって、ひっかけがあるとか、裏があるものではない」と断言した。
月額基本料金980円の決定には、孫社長自身が最もこだわったとしており、「他社の料金体系に比べて、少しでも安くすれば最低料金を唱えるが、そこに留まるのではなく、私が世界一高いと思っている日本の携帯電話料金を引き下げるというソフトバンクの志を実現したかった」などとした。
なお、ホワイトプランにおける採算性については、「巨大に利益を生むことはないが、健全なビジネスができるレベル」とした。
ソフトバンクモバイルでは、ホワイトプランにおいて、月数10万件の加入を予定しているという。
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