蒼井優が和服で妖艶に変身?! 『蟲師』ジャパンプレミア試写会
2007/03/13
大友克洋監督が16年ぶりに手がけた実写映画『蟲師』のジャパンプレミア試写会と舞台あいさつが12日、東京・白金の八芳園で行われた。大友監督をはじめ、主役のオダギリ ジョー、蒼井優、大森南朋といったキャストが登場。24日からの劇場公開を前に、作品や登場キャラクターの持つ不思議な魅力や見どころなどについて語った。
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大友克洋監督が16年ぶりに手がけた実写映画『蟲師』のジャパンプレミア試写会と舞台あいさつ。写真右から大友克洋監督、オダギリ ジョー、蒼井優、大森南朋 |
映画『蟲師』の原作は、漆原友紀作の同名コミック。現在「アフタヌーン」(講談社刊)誌上において隔月で連載されている。2006年度には講談社漫画賞一般部門を受賞、単行本シリーズは累計350万部を売り上げているという。舞台は、およそ100年前の日本。そこには、不可解な自然現象を引き起こす妖しい生き物”蟲"と、蟲の命の源を紐解く能力を持つ"蟲師"がいた。そんな蟲師の一人、ギンコが、放浪中の旅先で出会う様々な人々と蟲達の物語を、一話完結の短編形式でつづっている。
映画では、オダギリ ジョーが演じる白髪で左目が義眼の蟲師、ギンコを中心にストーリーが展開。妖しくも不思議な蟲や、登場人物との出会いを通して、ギンコ自身の恐ろしい過去の秘密が明かされていくという。
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白髪で左目が義眼の蟲師、ギンコは蟲を退治するのではなく、あるがまま受け入れようとする |
監督は、『AKIRA』で世界的な人気を誇る大友克洋。彼が実写映画に取り組むのは『ワールド アパートメント ホラー』以来、実に16年ぶりとなる。漆原の原作コミックに惚れ込んだ大友監督が構想2年、撮影期間3カ月を要して制作。総走行距離5万kmに及ぶロケハンで見つけた現代に残る日本の大自然を背景に、最新のVFX(視覚効果)を駆使することで、日本人にしか表現できない独特の感性を盛り込んだ全く新しいファンタジー巨編に仕上がっているという。同作品は、ヴェネチア国際映画祭で世界デビューを果たしており、「現在ヴェネチアを含む24カ国の映画祭からオファーが届いている」(小椋悟プロデューサー・談)。
この日は大友監督を始め、オダギリ ジョー、大森南朋、蒼井優ら出演キャストが登場。紅一点の蒼井優は、映画をイメージした艶やかな和服に身をまとい、会場に華を添えた。記者会見後開かれたジャパンプレミア試写会には、抽選で招待券が当たった約320人が来場。主演キャストが登壇するたび、拍手や歓声が沸いた。
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映画をイメージした艶やかな和服に身をまとい、会場に華を添えた蒼井優 |
大友監督は、作品について「自分には無い感覚を持ったコミック。このコミックが持つ不思議な世界観を是非実写で作ってみたいと考えたのが、『蟲師』の実写化に関わることになったきっかけ。アニメーションとは違い、実写映画で自分の世界観が成立するかという不安もあったが、ロケ地探しを続ける中で、滋賀県内の朱雀池を見つけた時は『これがあれば作れるかな』と確信した」と語る。俳優陣については「僕が抱いているキャラクターのイメージを持つ素晴らしい役者が揃った」と絶賛。一方の俳優陣も、大友監督には絶大の信頼を抱いていたようだ。蒼井優は記者会見の中で「事前に配られる監督直筆の絵コンテが、私たちを同じ方向に導く地図のようで、とても頼もしく感じていた」と振り返る。
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作品の雰囲気に合った八芳園の庭園を背景に、劇場公開をPRする大友克洋監督とオダギリ ジョー、蒼井優、大森南朋(写真右から) |
日本の原風景を残したロケ地は、山奥など交通状態が悪い場所が多く、撮影は困難を極めたという。オダギリ ジョーは「ヘリコプターで機材を運んだり、歩いて1〜2時間の山奥までロケに出かけたりと、撮影中は大変だった」と苦労を吐露。また大森南朋も「天候が悪く、撮影できない日が続くと落ち込みました」と苦笑いを見せた。一方、蒼井優は「自分は比較的難易度の低いロケ地ばかりで、天候にも恵まれていたので、撮影の待ち時間を綺麗な風景の中で過ごすことができたし、気持ちよくお芝居ができてラッキーでした」と笑顔でコメントした。劇場用映画『蟲師』は24日から、渋谷東急のほか、松竹・東急系にて全国ロードショーされる。配給会社は東芝エンタテインメント。
出演キャストの声
オダギリ ジョー
「蟲は人間の生死や運命を象徴しているように思います。ギンコはそんな蟲という存在を退治するのではなく、あるがままに受け入れようとします。僕はそんなギンコの姿勢に共感しました。日本の原風景を映し出した映像や最先端のCG、音楽を是非劇場で体感してください」
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主人公のギンコを演じるオダギリ ジョー |
蒼井優
「着物での芝居は初めてで、まだまだ未熟だなと反省する点もありました。作品に使われている風景は見たことがないはずなのに、なぜか懐かしい気持ちにさせられます。日本人の感覚から見て独特の魅力を持つ作品。一度目はリラックスして、大画面に広がる素敵な世界を受け入れてもらいたいですね。そしてもし気に入ってもらえたら何度も観て、作品の世界に一歩ずつ足を踏み入れることをお勧めします」
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