AMD、モバイル向けのグラフィック統合チップセット「AMD M690」
2007/03/29
米AMDは3月28日(現地時間)、モバイル向けのグラフィック統合チップセット「AMD M690」のリリースを発表した。モバイル向けデュアルコアプロセッサ「AMD Turion 64 X2」と組み合わせた新モバイルプラットフォームは、「外出先でもWindows Vista Premiumの利用体験を求めるユーザーに応えられる」という。
M690は、グラフィックに「ATI Radeon X1200」を搭載する。AMDのモバイル向けチップセットとしては初めてATI Avivoテクノロジを備え、HDMIおよびDVI接続オプションをサポートする。「あらゆるマルチメディア・アプリケーションにおいて、HDコンテンツを含むスムースなビデオ再生とビビットなイメージを提供する」(AMD)。
最新のモバイルプラットフォームでAMDは、「より良いコンピューティング体験」を目指して構成コンポーネントをゼロから見直した。その結果、アプリケーションの安定性、パフォーマンス、ビジュアル、省電力性などを含む総合的なユーザー体験の大幅な向上を実現した。一例として同社はWindows Vista Premium対応のビデオ機能を挙げており、中でも「成熟が進み信頼性に優れたATI Catalystグラフィックスドライバは、Windows Vistaで実現するグラフィックス体験を安定して提供できる」とアピールしている。省電力性の向上という点では、Display Cacheと呼ばれるメモリ技術を採用している。これによりCPUはシステムメモリにアクセスせずに、低消費電力モードのままの動作を持続できる。AMDによると、プラットフォームレベルの省電力化の取り組みによって、バッテリ駆動時間が従来のAMDモバイルテクノロジよりも最大30分長くなるという。
現在、ASUS、Hewlett-Packard (HP)、Fujitsu Siemens ComputingなどがM690とTurion 64 X2を搭載したノートPCのリリースを計画している。HPのパーソナルシステムグループ担当ディレクタであるCarol Hess-Nickels氏は、「HPはユーザーのニーズに応えるモバイル製品を提供しており、AMDのM690はコンシューマに焦点を当てた取り組みの一例である」とコメントしている。
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