Netscapeの灯が消える - 開発/サポートは2008年2月1日まで
2007/12/29
AOL傘下のNetscape Communicationsが、Webブラウザ「Netscape Navigator」の開発とサポートを2008年2月1日に終了する。Netscape Navigator開発チームが28日(米国時間)、公式ブログ「Netscape Blog」上で明らかにしたもの。
開発中止の理由としては、AOLが膨大な時間と労力を投資したにもかかわらず、Internet Explorerからシェアを奪還することができなかった、と率直な見解が挙げられている。近年ではNetscape Navigatorの開発担当者はごく少数となり、Firefoxにいくつかの拡張機能を加えただけの製品を提供していた。
Netscape Navigatorのサポートは2008年2月1日まで継続されるが、それまでにセキュリティパッチがリリースされなかった場合、現行バージョンの9.0.0.5がNetscape Navigatorの最終版となる。サポートが停止される製品には、Netscape v1-v4.x、Netscape v6、Netscape v7 Suite、Netscape Browser v8など、Netscape Navigator 9以前のすべてのバージョンが含まれる。
Netscape Navigator開発チームは、ユーザに対しFirefoxへの乗り換えを推奨している。なお、製品としてのサポートは終了されるものの、パッケージは今後設置される「Netscape Archive」からダウンロードが可能になるとのこと。ポータルサイト「Netscape.com」も、継続して運営される。
Netscape Navigatorは、Marc Andreessen氏らにより1994年にバージョン1.0がリリース。以降インターネットの普及とともに急速に普及、Webブラウザ市場において一時は9割近いシェアを誇っていた。1998年には開発会社のNetscape Communications社がAOLにより買収され、Microsoft Internet Explorerとの激しい競争の中テコ入れが行われたが、次第にシェアは低下。2003年には開発メンバーを大幅に削減、実質的にWebブラウザの開発はMozilla Foundationに移譲されていた。
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